ボジョレーも解禁、クリスマスムードも近づき、ワインが飲みたくなるシーズン。様々な品種や生産地のワインがありますが、なかでもちょっと珍しいワインが、「海底熟成ワイン」です。
なんでも沈没船から引き上げられたシャンパンがおしく飲めた、といった事例が過去にいくつもあるのだそうで、それを実現させようとお酒と海底熟成の実験を繰り返し誕生したのが「SUBRINA」ワインです。
まろやかで風味豊かな海底熟成ワインその成熟度を感じてもらおうと、南アフリカCloof社が生産する赤ワイン「SUBRINA」をつかった比較試飲会が行われました。「SUBRINA」は色合い、渋み、酸味などが豊かでスパイスの風味もあり力強く、長期熟成に向いたワインなのだそう。
試飲会では、地上セラーで熟成させた「SUBRINA」と海底で熟成させた「SUBRINA」を比較。海底で熟成させたものは、ワインのプロフェッショナルたちから「角がとれ、まろやか」「アルコールの刺激が穏やか」と評判で、海底熟成のパワーが認められたそうです。
熟成場所は、ありのままの自然が残された、伊豆有数の透明度を誇る奥石廊崎、静岡県賀茂郡南伊豆町中木沖。
生命力豊かなワインが自然のなか、海底で眠っていたなんて、ロマンティック。しかも、引き上げられたままの状態で手にしてもらいたいと、海の砂などボトルについたまま届くそうです!
10,000円(税込)~と、ちょっと値は張りますが、なかなか手に入らない希少品。クリスマスはもちろん、誕生日など記念日に楽しむのにぴったりです。
(若松真美)