そんな厄介者の静電気、ちょっとした工夫で遠ざけられるようです。 乾燥しないよう室内の湿度を保つ
静電気の起こりやすい環境は、温度25度以下、湿度20%以下と言われていますので、室内の湿度を低くなり過ぎないように上手に加湿すれば静電気はだいぶ軽減されます。
天然素材の服を選ぶ洋服の素材によって電気を溜めやすいものと溜めにくいものがあります。ウールをのぞいて綿、麻、絹など100%天然素材は帯電しにくい性質を持っています。一方、ナイロン、ポリエステル、アクリルなどの化学繊維は帯電しやすくなっています。
衣服の重ね着の仕方を工夫するよくウールのセーターは、静電気が起こりやすいと言いますが、こちらは重ね着する素材の相性によってだいぶ防げるようです。
ウール×アクリル、ウール×フリース(ポリエステル)などは電気を貯めやすい組み合わせ。綿・麻×ウール、綿・麻×フリースなどの組み合わせをすると、静電気が起こりにくくなります。ウールやフリースを着るときは、下着やインナーウェアを帯電しにくい天然素材にして重ね着を楽しむのがよさそうです。
パチッとなりそうなとき、通電しにくい革製品を持っていれば安心です。革手袋をするのもいいですね。
そのほか触るだけで放電されるというシールやキーホルダー、携帯ストラップなどいろいろなアイデアグッズが発売されています。なかでも女性におすすめなのが「静電気防止シュシュ」。腕につけてもよし、髪につければ静電気による広がりやパサツキも防いでくれるそうです。
重ね着の組み合わせなどすぐにでもできそうなことばかり。明日から気をつけてみたいと思います。
photo by Thinkstock/Getty Images
(マイロハス編集部・丸山)