なんだかすっかり忘れられてしまった感じのオリンピック会場ですが、じつは、その会場がリサイクルされるのをご存知ですか?
今大会は、「Aero Waste Game(ゴミのない五輪)」をモットーにグリーンな五輪を目指していたそう。これもあまり知られていないですよね。
まずスゴイのは、競技場がリサイクル可能なこと。競泳やシンクロナイズドスイミングの会場「Aquatics Centre」や、射撃が行なわれた「Royal Artillery Barracks」など、オリンピックのために新たに作られたいくつかの会場は、外壁や天井部分、イスなどにリサイクル可能なPVC(ポリ塩化ビニール)が使われているんです。
使用後は2014年のワールドカップブラジル大会の会場の一部として再利用される予定だそう。
よく見るとこんな感じ↓
さらに、コーヒーカップやカトラリーなど、会場で売られるフードのパッケージは、肥料として再利用。もちろん、会場にはリサイクル用の収集ボックスが設置され、ガラスビンなどその他の素材についてもしっかり回収されます。
この「Sustainable(環境にやさしい)」生活スタイルは、なにもオリンピックに限ったことではありません。今、ロンドンでは、エコな素材を使ったおしゃれな家具や雑貨が注目を集めています。
例えばこの「e-side」。世界中で活躍する若手インテリアデザイナーたちによるプロジェクトで、ダンボール素材のチェアやテーブル、廃材の寄せ集めで作った本棚など、どれもグッドデザイン!
さらに、いまホットな東ロンドン・スピタルフィールズを拠点としたデザイン会社「Giles Miller Studio」では、やはりダンボールを使った3Dのフルーティングが大人気。お部屋のディスプレイにもぴったりです。
ぜひ、ロンドンを訪れた際は注目してみてくださいね。
text by 矢吹 紘子
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ロンドン在住ライター。大学卒業後、「Olive」「anan」「MORE」などの女性誌でフリーライターとして活動をはじめる。2008年にロンドンに拠点を移してからは、翻訳やガイドブックへの寄稿、雑誌のコーディネーションにも携わっている。得意なジャンルはファッション、フード、旅、インテリアなどライフスタイル全般。また、デザイナーやタレントなどのインタビュー経験も豊富。2010年にロンドン大学ゴールドスミスカレッジにてメディアビジネスの修士号を取得。
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