桜の風味がほんのり。自宅で作る「ハイビスカスの酢漬け」

西アフリカ原産の植物、「ローゼル」。沖縄では今が旬。はっとするような鮮やかな赤い色の実は、ハイビスカスティーとして親しまれています。

今回はガクの部分を使って、ローゼルの酢漬けを作りました。今年の1月に仕込んだ桜の酢漬けが、色がぼんやり抜けてしまったので、ならばこのローゼルで染め直そう！ と思ったのがきっかけです。

ローゼル自体、とっても酸っぱい味ですが、桜の風味がほんのり香ってアクセントに使うには最適です。塩むすびのてっぺんにちょこんとのせたり、大根やかぶの漬け物に加えてもよさそう。あと、ローゼルはアガベや砂糖などの甘みで煮るとジャムにもなります。このジャムと豆乳でシェイクをつくると、なんとイチゴ風味に。（余談ですが、島バナナもイチゴの味がします。不思議！ ）

なにより、この色！ これから冬を迎える季節にぴったりのロマンティック、ドラマティックな赤なのです。保存も効くし、しばらくはこの赤をたのしみたいと思います。

（根本きこ）