食欲の秋に！ 消化を促す万能ハーブ「コリアンダー」の育て方

デトックス効果が高いハーブとして、食はもちろん美容の点でも女性に人気のコリアンダー。古くから消化を促進し、アレルギーや皮膚疾患に効果があるハーブとして活用されています。

アーユルヴェーダ的には、ヴィーダ・ピッタ・カファの3つのドーシャを鎮静してくれるとても優秀なハーブとされ、また古代エジプトでは幸福をもたらすスパイスと考えられていたよう。独特の匂いを放つので、エッセンシャルオイルとして使えば、疲れた時に活力を取り戻すお手伝いをする万能ぶり。

最近はスーパーでも手軽に手に入るようになりましたが、意外と簡単に自分で育てることができます。

また春蒔きと秋蒔きができますが、すぐに種がついてしまう春より、秋のほうが断然長く楽しめておすすめなんです。

コリアンダーの育て方

<用意するもの>
新しい土を入れたプランターとコリアンダーの種

<手順>

1.種は包丁などで叩いて半分に割り、一晩水に浸けておく（水を含み芽が出やすくなる）。
2.1の種をプランターの上に均等に蒔き、薄く土を被せる。

＜育て方＞

・双葉から本葉が出てくるころ、混み合っているところは一番元気なものを残して間引きする。
・乾燥しすぎに注意しながら、土が乾いたらたっぷり水を与える。
・基本的に日なたを好むが、半日陰でもOK。

冬、霜に当たって枯れてしまうことがなれば、翌春までコリアンダーの葉摘みができます。長く収穫を楽しむためには、少しずつ時期をずらして種蒔きするのがコツです。

[ハーブ栽培]

photo by Thinkstock／Getty Images

（小林繭）