その反面、この世界が「使い捨てのものを構築しているような感覚」を持っている人もいるはずです。そんなことを思ったひとりのオランダのデザイナー・Dave Hakkensが、レゴのようにシンプルに組み立てられる部品からなるスマートフォン「PHONEBLOKS」のアイディアを発表しました。
部品をばらばらにできるスマートフォン
Daveは、使い捨てが進む世界で、古くなったものを完全に捨て去り、新しいものを次々と作り出しているという現実に深く疑問を抱いたのだそう。それがきっかけで、スマートフォンのディスプレイ部分、スピーカー、カメラ、Bluetoothなどの各部品を完全にばらせる状態で売れるものを発明しました。こうすることで、自分に必要なものからのみ成立するスマートフォンをも、組み立てられるのだそうです。
無駄な機能はいらない
例えば、カメラやWi-Fiが必要ない子どもには、その機能を初めから除去し、また何年後かに必要になった時に付け足すという利便性が考えられます。もしどこかが故障したら、レゴの部品をばらすように、その部分だけを取り外して修理に出す。そうすれば、丸ごと買い替えるなどというもったいないことをしなくて済みむというわけです。何よりも極めてエコともいえ、日本人にとっては「もったいない精神」をよみがえらせてれるアイテムになりそう。
「PHONEBLOKS」のイメージが伝わってくる動画がこちら。
こちらはまだ発表にとどまっており、ヨーロッパで反響があったものの、販売時期は未定ですが、実現にむけて、レゴ仕様スマートフォンの計画は着々と進んでいるようです。
[PHONNEBLOKS]
※発売時期未決定
(下野真緒)