昔、森戸海岸の海の家OASISで働いていたとき、毎年ガーナからやってきたAJA ADDYの息子がTETTY。

AJAは天国に召されましたが、息子がちゃんと跡を継いでいます。お父さん譲りの大地を揺るがすような張りのあるバリトン、確実なリズムを刻む分厚い手、真っ黒でつやつやの肌。ヤンバルのジャングルにすっと溶け込み、子どもたちともすぐになかよしです。

「肉が食べたい」というTETTYのリクエストにこたえて、安室養鶏所の廃鶏を買ってきました。

"廃鶏"とはなんともインパクトあるネーミングですが、玉子を産まなくなった鶏のことをそう呼びます。歯ごたえしっかりの野性的な味です。

鶏のBBQを食べて、「まるでガーナにいるようだ」と。うれしいお言葉、喜んでもらえてよかったです。

太鼓の音がなり出すと、みんなそれに合わせて身体を音にのせ始めました。こういうときは、何も考えずに空を見上げて踊るのがたのしい。ドゥンドゥンディンディンと飛び跳ねて、汗をかいたら川にじゃぼーんと入ればいい。

こどももおとなも思い思いのダンスであそぶ。現代に生きているからこそ、たまにはこんな夜もひつようですね。

(根本きこ)

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