ピーターは、1893年9月に「ピーターラビットのおはなし(The Tale of Peter Rabbit™)」の主人公として初めてこの世に登場しました。でも実はピーターが生まれたのは絵本ではなく、絵手紙の中だったとか。
始まりは、作者ビアトリクス・ポターが、病気の5歳の少年ノエルにあてて書いた絵手紙。それは普通の手紙とは少し異なり、ウサギが主人公の絵物語になっていたのです。少年のために綴られたこの物語は、その後1902年に商業版「ピーターラビットのおはなし」として出版され、世界中の人々に愛される作品となりました。
ノエル少年に送った"絵手紙" ©FW & Co.,2013
初出版から100年以上経った今でも、色あせることなく人気のピーターラビット。その理由のひとつが、動物たちの愛らしさと繊細な画風です。ポータルサイト「goo」や、全国の図書券にもピーターラビットデザインがあったりと、国内でも大人気なのですが、今まで日本語版の公式ホームページはなありませんでした。しかし今回、日本語版の公式ホームページが登場したのです。
公式ホームページでは、毎月更新されるカレンダー付き壁紙や、海外のピーターラビット情報など公式ならではの内容になっています。さらにうれしいのは、イベント情報が載っていること。
ピーターラビットの魅力満載のイベントそしてこの秋に開催されるイベントが「ピーターラビット™ in GINZA〜絵手紙120周年〜」。ピーターラビットが生まれてから120周年を記念し、ピーターラビットと作者ビアトリクス・ポターについての歴史とその魅力を紹介するイベントが、銀座ソニービルで開催されます。ポターゆかりの地である、英国・湖水地方をイメージしたイングリッシュガーデンが再現されたり、期間限定ショップや、貴重なヴィンテージグッズやレプリカの展示、ピーターラビットにまつわるトークショーなど盛りだくさん。ピーターラビットとポターの世界を存分に感じられる内容になっています。
あっという間に純粋な子どもの頃の気持ちがよみがえる、ピーターラビットの世界。もう一度本を読み返したくなりました。
[ピーターラビット™ in GINZA〜絵手紙120周年〜]
開催期間:2013年10月1日(火)〜14日(月・祝)※屋外イベントスペース「ソニースクエア」は13日(日)までの開催予定
営業時間:11時〜19時
開催場所:東京・銀座 ソニービル
住所:東京都中央区銀座 5-3-1
[ピーターラビット™日本公式サイト]
(知恵子)