そんな波の曲線を、ハンドメイドでみごとに再現した輪島漆器があります。600年前から続く輪島漆器を今日まで造り続けている「藤八屋」の「ウェーブボウル」。
能登半島の輪島から見える日本海の波をイメージして造った漆器です。自然素材、木材加工の上に漆の木から採取した漆を塗り重ねて造られているので、独特の深みと、濃い光沢があります。
そんなウェーブボウルは今、このように多彩な展開を遂げています。
・Iriko Style
入子の5個のウェーブボウルと円形のプレートが1組になったセット。サイズが大きくなるにつれウェーブも強まるので、それぞれの曲線美が楽しめます。
・Color
藤八屋オリジナルの調合で漆と顔料や染料を練り合わせ、多種の色漆を精製し、9種類のカラーが実現しました。色が時間の経過と共に変化していくようすも楽しみです。
・蒔絵
形状のウェーブと蒔絵のウェーブが調和しました。6色の色漆と金で表現された波模様が目を愉しませてくれます。
・彩本乾漆
重ねるとグラデーションになるように深緑、緑、若緑、黄緑、橙、黄の乾漆粉(漆の粉)を蒔いています。マット感があるのに漆の柔らかさも併せ持つ、上質な仕上がりです。
日本伝統工芸と自然の美がコラボで生まれた、エレガントな佇まい。上質な漆器を持つだけで、無意識に姿勢も所作も美しくなる。そんな自分を感じるひとときも、嬉しいものです。
・朱(赤色)、うるみ(エンジ色)、洗朱(オレンジ)のV型(一番大きいサイズの皿)のみ販売を「藤八屋本店」でスタート
・他サイズについては、予約販売か受注生産 ※メーカー在庫が無い場合は、受注生産1~3か月いただいています
・WEBショップへの展開は12月頃の予定
・取り扱い店「藤八屋本店」「monova」のみ
(知恵子)