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敬老の日に贈りたい! 愛くるしい見た目にほっこり「おじゃみ座布団」

2013/08/28 21:30 投稿

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京都のちいさな町家の畳の間からお届けしているこの「京のわこもの巡り」。夏の疲れが出やすいこの季節、畳の上での短いお昼寝ほど、きもちのいいものはありません。

近年、都市での畳の暮らしは少なくなりましたが、未来に受け継ぎたい、畳にまつわる日常の作法や文化はたくさんあるように思います。そのひとつに、「座布団」があります。今回は、大正8年の創業以来、京都で寝具・座布団を作り続ける『洛中高岡屋』の「おじゃみ座布団」を紹介しましょう。 

コロンとしたまるいカタチと、上質なカラーリング。ほんとに、これが座布団!?
Mサイズ:21,000円/Lサイズ:24,150円(税込)

「座布団は四角いもの」という概念をくつがえす、愛らしいこの形状は「おじゃみ」をモチーフにしています。「おじゃみ」とは、関西弁で「お手玉」のこと。こどものときに日本人なら誰もが親しんだおもちゃがネーミングされていることも、なんだかあたたかな印象です。その一方でイギリスやフランス、タイの上質なファブリックを使用することで、モダンな完成をプラス。古きとあたらしきの調和が美しい座布団は、洋の生活スタイルにも違和感なくマッチするので、海外からも注目されています。 

畳がなくても使いたくなるデザイン。生地の組み合わせはセミオーダーが可能。

国内外での展示会などでは、こんな斬新なディスプレイも!

おじゃみ座布団の魅力はそのカタチ。このプックリとした特徴的なカタチは、熟練の職人さんたちの手作業でないと作り出せません。だって......中には、こんなに綿が詰まっているのです!

ちいさなおじゃみ座布団の中に、こんなにたっぷりの綿が詰まっていました!

わたしも実際に体験したことがあるのですが、これだけの量の綿を重ねたり折り畳んだりしながら、小さな座布団のなかにカタチよく詰め込むのは、思っている以上に難しく、技術のいる作業。

どう重ねてどう畳むかは、職人さんの長年の勘と技次第。
この手しごとが、長く使ってもへたりの少ない商品を生みだす。

クッションと違い、正座でもあぐらでも楽な姿勢で座れる「おじゃみ座布団」。9月の「敬老の日」のプレゼントに選んでも、きっと喜ばれると思いますよ。

[おじゃみ座布団]

(高橋マキ)

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