生理が毎月きちんときている人のなかにも、意外と多いのが「無排卵月経」。 女性のからだはとってもデリケートなので、ストレスなどで女性ホルモンのバランスが崩れてしまい、思うよりもすぐに排卵がとまってしまうといいます。 無排卵月経だとどうなるの? 「無排卵月経は、生理があっても排卵をしていない状態」なので、妊娠ができません。今すぐ妊娠を希望していない人にとっても、妊娠する力が弱まっているので、いつか赤ちゃんが欲しいと思っているなら放っておかないようにしたいもの。たとえそうでなくても、このまま卵巣機能が低下していけば若年性更年期などの心配もでてきます。 無排卵月経は「基礎体温」でわかる ところが、無排卵月経にはめだった症状もなく、生理も毎月来ることが気がつかずにほうっておいている人が多いといわれています。「生理周期が短くなった」「量が減った」逆に「量が増えた」「だらだら続くようになった」などという変化がみられることもありますが、早めに気がつくための一番の方法は、きちんと「基礎体温を計る」ことです。「高温期がない」「高温期が7日より短い」などの場合、無排卵の疑いがあると考えられます。いま、妊娠を考えているなら、早めに婦人科の受診を。 まずはストレスケア&きちんと食べること! 無排卵月経の治療には漢方薬やホルモン剤などの投与がありますが、いますぐ妊娠したいわけではないなら、まずはストレスを取り除くことが大事! 良質な睡眠を取ることや、適度な運動、アロマなどのリラクゼーションでケアすることが大切になってきます。また、ダイエットなどで排卵する力が弱まっていることもあるので、バランスの良い食事をきちんと取ることも意識したいところ。 通常は、こういった健康的な生活を送ることでホルモンバランスが整い、また排卵する力が取りもどせるといいます。排卵しているかどうかは、女性の健康を考えるうえで一つの目安になりそうです。
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(杉本真奈美)