レシピ本なども多く出版されている、話題のダイエット法「糖質オフ」。糖尿病など生活習慣病のリスクも軽減することから、本格的とはいかなくとも、ごはんやパン、麺類などの主食を減らしているという人が増えてきています。実はこの糖質オフの食生活が、ニキビにも効果的なんです。
ニキビの原因は甘いもの=糖質
甘いものを食べるとニキビはできやすくなるというのは、実感としてありますよね。この甘いものに含まれる白砂糖も、お米や小麦粉などの炭水化物も、体内で「糖質」になります。これらを分解するのに、大量のビタミンB群が消費されるのですが、実はこのビタミンB群には皮脂の分泌を抑制する作用があるそう。つまり、糖質をたくさん摂るとビタミンB群が不足してしまい、皮脂の分泌量が増えて、ニキビの原因になってしまうのです。
糖質よりタンパク質を多めの食事がニキビに◎
糖質を減らす代わりに積極的に摂りたいのが、たんぱく質(ビタミンB群)です。糖質少なめにして、高タンパク質の食事にすると、ニキビの原因となる皮脂の分泌そのものが抑えられ、ビタミンB群やも摂取することができるので、顔はもちろん、背中やデコルテのニキビにも効果的。続けることで、特別なケアなどしなくても背中がきれいになりました。
たんぱく質はカロリーの摂り過ぎにも気をつけながら、豆類・大豆製品をはじめ、良質な脂も摂れるナッツ類もうまくとりいれるといいそう。夏はつるっと食べられる麺類がおいしい季節ですが、代わりに冷ややっこにすれば、ニキビも減らせてダイエットにもなりますよ。
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(杉本真奈美)