今が旬のとうもろこし。いつも皮をむくときに一緒に「ひげ」を取っていましたが、実はこの「ひげ」にも栄養があるのだそう!
とうもろこしの「ひげ」は植物の要素でいうと「柱頭」にあたるところ。つまり「ひげ」は、雄しべの先の部分で、受粉して子孫を残すための大事な場所です。そのため、カリウム、鉄、食物繊維、ビタミンKといった栄養素が豊富に含まれている場所でもあります。
でも、モサモサとしていてそのまま食べるのはちょっと気が進みません......。そんなときは、「ひげ」の栄養素を抽出したお茶「コーンひげ茶」にして飲むのがおすすめ。しかも、「コーンひげ茶」には、女性にうれしい効能がたくさん含まれているんです!
コーンひげ茶の効能
・利尿作用
利尿作用があるので、むくみを解消する効果が。また、膀胱炎などの泌尿器系の病気にも効果があるそう。
・月経全症候群(PMS)をやわらげる
月経前にイライラしたり、調子がすぐれなくなってしまうPMSにも効果的。鉄が含まれているため、貧血予防や、精神の安定にも。
・血糖値を安定させる
食物繊維が豊富なため、消化吸収がゆっくりになり、血糖値を安定させる効果が期待できるそう。
・便秘解消
おなじく食物繊維が豊富なため、整腸作用があるといいます。また胃の中でふくれて満腹感が持続するので、ダイエットにも。
生のひげなら、そのまま煮出すだけでOK!また、とうもろこしのひげを乾燥させたものを抽出し、「コーンひげ茶」や「とうもろこしのひげ茶」といった名前で販売もされています。次にとうもろこしを買うときはひげ付きを選んで、「コーンひげ茶」を作ってみたいです。
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(杉本真奈美)