梅雨明けしてから、一気に夏の陽気になりました。朝も早くから気温が上がり、日が落ちてからも暑さが残っているので、通勤だけでひと汗!ついつい冷たい食べもの・飲みものに手が伸びてしまいます。油断しているとあっという間に夏バテになってしまいそう......。
夏バテの原因って?
「経路リンパマッサージ協会」によると、夏バテとは「夏に疲れ果てる」を縮めた言葉で、東洋医学では「気」が失われている状態と考えられているといいます。具体的にいうと、冷たいものや水分のとりすぎによって内臓が疲れ、食欲不振を起こし、栄養不足になり、さらに体力が落ちるという悪循環の状態です。
夏バテの予防には、旬の食材を食べて、十分な睡眠をとり、免疫力の高いからだをつくることがキホン!合わせて取り入れたいのが、ツボ押しやリンパマッサージです。手軽にできるセルフケアの方法がこちら。
夏バテ予防のための、簡単リンパケア
◆ステップ1...脚の両脇をさする
脚の内側と外側を手の親指と手のひらを密着させてはさみ、脚の付け根に向かって交互にさすり上げます。肌に密着させるのがポイント!片脚5回3セットをめやすに。
◆ステップ2...脚の前側をさする
脚の前側を、足首からひざまで手の親指で交互にさすり上げます。左右5回3セット程度。
◆ステップ3...ツボを押す
ひざのお皿の下のくぼみから指幅4本分のすねの外側にある足三里(あしさんり)のツボを、両手の親指を重ねてゆっくり押します。気持ちのいい強さで、5秒間を3回程度。
◆ステップ4...おなかをさする
胸の下から下腹部へ向かって、手の4本指でさすり下ろします。5回3セットをめやすに。
食欲が落ちてきたな...というときには、外からおなか全体をあたためるだけでもいいそう。仕事中など、思いついたときにおなかに手を当てて温めてみていますが、なんだかすーっと気持ちも落ち着いていくから不思議。早め早めのケアで厳しい暑さをやり過ごして、夏を満喫したいと思います。
[経路リンパマッサージ協会・夏バテをしないためのセルフケア(1)、(2)]
photo by Thinkstock/Getty Images
(杉本真奈美)