「モノを粗末にあつかってはダメ」子どもの頃からそう教えられてきた私たち。しかし、つい便利な使い捨てのモノに頼ってしまうことも。
大切に使いたくなる、織物屋の日傘
しかし、世界中がほめる日本の「もったいない」精神を忘れてはいけない......そう思っていたときに、知ったのが、服地の生地で作られた「moZaiQue」という名の日傘。ときには使い捨ての代名詞のように扱われる傘ですが、この美しく手の込んだオリジナルな傘をなら、大切に使いたい、という気持ちが湧き上がってきます。
しかも、ただ美しいだけでなく、さまざまな素材の生地からなる傘は、1つとして同じピースの組み合わせパターンがないので、"自分だけの組み合わせ"が可能な貴重な傘です。
このmoZaiQueシリーズを制作されたのは、江戸末期からはじまり、今なお続いている老舗の織物屋『槙田商店』。140年もの間、織りつづけている織物屋の傘からは、安価な製品や大量生産の傘では味わえない、熟練傘職人の想いが伝わります。
内側からも美しい、雨傘
そしてもちろんのこと、槙田商店には雨傘もあり、光沢の美しい先染めならではのシャンブレー(玉虫織)の生地を使用した傘「1866」シリーズがステキ。1866は内側からも美しい色柄が見られるのが粋です。
芸術品のように美しい傘たちを見ていると「雨露をしのぐためだけの道具ではなく、日本の文化が感じられるモノ」だと思えてきました。眺めているだけで心が豊かになります。現在、購入は受注から生産1か月前後という人気商品。注文はmonovaで受付中です。
(知恵子)