夏場はよく汗をかきますが、汗と一緒にミネラルが流れ出てしまうので、特に女性は「鉄不足」に注意が必要です。夏バテだと思っていたけれど、実は貧血だったということも。めまいや、食欲不振、冷えがひどいようなら疑ってみたほうがよさそうです。また普段何気なく取っている行動のなかには、貧血に良くないこともあります。
コーヒーや紅茶、緑茶は貧血にはNGな理由
コーヒーや紅茶、緑茶には、カフェインと一緒に鉄の吸収を阻害する「タンニン」という成分が含まれています。「貧血cure」によると、タンニンは渋みを感じさせる成分で、鉄イオンと反応して結びつく性質を持っているため、たとえ鉄分の多い食品を摂取したとしても、うまく吸収することができなくなってしまうそう。特に紅茶には、コーヒーや緑茶の1.5倍ものタンニンが含まれているので、食後に飲むのは避けるのがベター!
コーヒー、紅茶を飲むなら、食後2時間あけるのが◎
コーヒー・紅茶を飲むなら、食後2時間は空けてからにします。タンニンは焙煎するほど減少するため、イタリアンローストなどの深煎りのものを選ぶといいそう。また緑茶を飲むときは薄めにするだけでも変わるそうですが、いずれにしても一日に何杯も飲むのはおすすめできないようです。
普段、何気なく食後に紅茶を飲んでいたので、この事実を知ってショックでした。これからの時期は熱中症予防のためにもこまめな水分補給が欠かせませんが、ミネラルウォーターや、タンニンの少ないハーブティーを選びたいと思います。
[貧血cure]
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(杉本真奈美)