常夏の国、南米・コロンビアはとにかく暑い。今ですら、ビーチでは30度を越える日がほとんどだとか!
そして夏は特に、世界の清涼飲料水の売れゆきが、想像を絶する本数にのぼる季節。たとえば、世界では1秒に1万8000本ものコカ・コーラ売れているそうですが、そうなると捨てられる容器も膨大な数にのぼります。
そこで、暑くなるとコカ・コーラの需要がぐっと増すコロンビアでは、常夏のビーチでプラスティックでもアルミニウムでも瓶でもない容器にコカ・コーラを入れて販売中。それは、「氷」でできたボトル。1時間もすれば溶けてなくなる徹底的なエコ容器として、暑い気候を利用したサクセスストーリーとして話題をよんでいます。
冷えた飲み物は、ガブ飲みしないで良いので、炎天下で追加に何本も買うことが防げそうです。なによりも、常に冷えた状態で飲め、飲み終わったあとは氷をじゃりじゃりと口の中で楽しむこともできます。実際に、飲んでいる様子はこちらの動画をご覧ください!
コカ・コーラでは2010年「プラントボトル」といって植物由来の素材を一部使用したペットボトルを採用しました。これによって、非再生資源である石油への依存を弱める努力をしましたが、一方で廃棄物の問題が残っているという見方も残っています。
今回のコロンビアの氷の容器「botella de hielo」は、奇抜な発想がエコ貢献へとつながり、限定モデルとはいえ、今後の需要が期待できそうです。
[Coca-Cola troque le plastique de ses bouteilles contre de la glace
,Co.CREATE]
(下野真緒)