夏至の日はパワースポットへ！ イギリスで人気の過ごし方

夏至は「The longest day」と呼ばれ一年の中で最も日が長い日。イギリスで冬を過ごすと、太陽のありがたさを感じずにはいられません。

夏至の日は、2万人も集まるパワースポット

イギリスで夏至の日に人気のスポットといえば、ストーンヘンジ。世界遺産にも登録され、パワースポットとしても人気で、夏至の日なると2万人以上の人が集まります！ 遠方からのツアーも企画され、当日は入場が無料になります。そして、夏至の日だけは特別に、いつもはロープに囲まれているエリアが解放されて、巨石のすぐそばまで近づくことができるようになります。

ストーンヘンジは、ロンドンから西へ140キロ離れた平野に突然姿を現す巨石群のこと。訪れた人は、そのミステリアスなパワーを感じずにはいられません。一説によるとブルーストーンと呼ばれる石は昔、治癒力があると信じられていたそう。また、古代の天文台や太陽崇拝の祭祀場、ケルト民族のドイルド教の礼拝堂として建てられたなど、諸説があるほど神秘的なスポット。

夏至の日は、祭壇石に光が当たる日

ところで、何故人々は夏至の日にストーンヘンジに向かうのでしょう。それは、ストーンサークルの中心にある祭壇石の直線上にある、ヒールストーンと呼ばれる玄武岩辺りから太陽が昇り、中心の祭壇石に最初の光が当たる日だから。夏至の日は、この日の出を拝みに人々が集まるというわけです。この現象は単なる偶然ではなく、ストーンヘンジが高い天文学の知識のもとにス建設された、と考えられている理由でもあるんです。

古に想いを馳せながら、夏至の初日の出をストーンヘンジで拝むなんてロマンチック！ この日を堺に短くなる日照時間ですが、太陽に感謝を捧げ、思いっきりパワーチャージしたいものです。

［English Heritage,Travel Vision］

photo by Thinkstock／Getty Images

（石井真代）