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家庭菜園はタネ選びを慎重に。意外と知らないタネのホント

2013/06/15 13:05 投稿

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ベランダやキッチンで、手軽に家庭菜園を楽しむ人は多いはず。その魅力は、なんといっても安心感。農薬や化学肥料を使わずに、安全なものを自分で作る。何より、自分で作った野菜は、本当においしいんです!

さて、そんな野菜作りのもととなるのがタネ。じつは、本当に安全な野菜を食べたいなら、このタネ選びが重要なんです。そこで今回は、意外と注意したいタネ選びのポイントをまとめてみました。

まず、大きく分けて、種は「固定種」と「FI種」の2種類に分けられます

<固定種>
わかりやすく説明すると、地域で何世代にも渡って育てられ、自家採種を繰り返すことによって、その土地の環境に適応するよう遺伝的に安定していった品種のこと。

<F1種>
異なる性質の種を人工的に掛けあわせて作った雑種の1代目のこと。野菜になったときに、見た目が均一に揃ったり、収穫が増大する特徴があります。

野口勲さんの著書「タネが危ない」によると、

「現在、種苗店や園芸店、ホームセンターなどで販売されている野菜のタネは、そのほとんどがF1です。(中略)F1種の登場により、日本の野菜生産量は増加しました。」※「タネが危ない」より引用(175ページ)

とのこと。

F1種は、雄性不稔という花粉のできない突然変異の個体から作られていることが多く、子孫を残すことができないタネなんです。そんな、タネからできた野菜を日常的に食べているとすると......。

家庭で作る野菜ぐらいは、大きさがバラバラになったとしても、味が良く、さまざまな病気に耐病性を持つ「固定種」の種を使いたいと考えるのは自然なこと。固定種を入手したい場合は、書籍の著者である野口さんが運営する野口のタネ オンラインショップ」から購入が可能です。

有機栽培農家にとって、基準通りの「有機認証」を取得するための唯一の方法は、固定種の野菜を栽培し、自分で種を採ることです。さらに詳しく知りたい!という方は、オーガニックコーディネーター検定がおすすめです。この検定資格では、オーガニック基礎から応用編まで、オーガニックの正しい知識を学ぶことができるので、ぜひ、チャレンジしてみてはいかがでしょう。

(オーガニック推進協議会認定講師 道本奈津子)

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