みなさん、こんにちは。アストロ・コミュニケーターの景山えりかです。ところどころで梅雨入りし、空に雲が広がりやすい季節となりました。見上げた夜空に星が見えないと、星ガールとしてはちょっぴり寂しい気持ちになりますが、そんなときはライフスタイルに星を取り入れる工夫をしてみます。
たとえば読書。普段はあまり読む機会のないギリシア神話の本を開いてみる。すると、「この星座って、こんなストーリーを背負っていたんだ!」と、驚きや発見が得られ、なかなか楽しいものです。そして夜空に実際の星座を見つけたときに、そのストーリーを思い出すと、星の世界にぐっと近づけた気分になれます。
ところで、占星術において12星座の意味を考えるとき、ギリシア神話が引き合いに出されることがありますが、そこに着目した発案されたワインがあります。その名は「フォーチュネイト(星座ワイン)」。
星座によってあらわされる人の個性と、ぶどうの品種から引き出されるワインの個性を組み合わせて作られた12本のワインコレクションは、誕生日や記念日の贈り物にぴったり。パーティーシーンで活用すれば、会話も弾みそうですね。
実は12本すべて飲んでみたのですが、星座のストーリーやイメージとワインのテイストが上手くマッチングしていて驚きました。たとえば「おひつじ座」のワインは、ヴィオニエという品種の白ワイン。神話では「空を飛ぶ黄金の羊」のお話です。透き通ったゴールドの液体は、まさに黄金の羊という感じ! 若々しくフレッシュな味わいも、12星座のはじまりであるおひつじ座のイメージと重なるように思えます。
雑誌の占いのページで、真っ先に自分の星座をチェックするのと同じように、12本の中で一番最初に飲んでみたいのは、やはり自分の誕生星座ではないでしょうか。12種類それぞれに味わい深いのですが、自分の星座の味は格別おいしく感じられるから不思議です。きっと、自分に関係ある星座という意識が、ワインの味をいっそうおいしくさせるのでしょう。
さて、ギリシア神話に登場する酒神・ディオニュソスは、ぶどうの木の栽培方法とワインの醸造技術を発見し、旅をしながら庶民に広めていきました。そう、星座とワインをつなぐ共通点はギリシア神話にアリ。ということで、星の見えない夜には、星座ワインを飲みながら、神話の世界に入り込んでみるのもいいかもしれません。
[星座ワイン]
(景山えりか)