6月1~3日の3日間、横浜で5年に1度のアフリカ開発会議(TICAD V)が開催され、アフリカに注目が集まりました。
そんななか、渋谷・東急東横店では5月30日からチーム・グリーンズの催事「AFRICA IS BEAUTIFUL!」が開催中。このイベントには、エチオピア、モロッコ、ブルキナファソ、ルワンダ、マダガスカル、ウガンダ、ケニア、マリなどアフリカ各国から素敵なアイテムが集められています! 早速、初日にお邪魔してきました。
アフリカといえば、原色のカラフルな世界と、パワフルな空気。そして、小さなことは気にしない明るくおおらかな風土。アイテムも良くも悪くもおおらかなものと思ってしまいがちなのですが、実際に見てみると繊細で丁寧な手仕事のものが多く、良い意味で裏切られます。アフリカの魅力についてチーム・グリーンズ代表川上征人さんは、こう話します。
「多くの方々はアフリカの国名もよく知らないし、よく聞く名前も貧困や、紛争、飢餓、エイズ、チャリティなどの対象としてのイメージが中心なのではないでしょうか。でもアフリカにはそればかりではなく、すごいパワーや美しさを秘めている。そんなアフリカの魅力に触れる場を作りたいと思いました」
そして初日には、ルワンダの注目ブランドRuise Bのバスケット作家・ペルースさんとシャンタルさんが売場を訪れ、店頭で実際に平和のバスケットを紡ぐ様子を見せてくださいました。
平和のバスケットを紡ぐ様子
イシンギ草にサイザル麻を丁寧に巻きつけていくのは本当に繊細で地道な作業で、思わず見入ってしまい、無意識に一歩また一歩とシャンタルさんの近くへ......。気 配を感じたのか、「一緒にやる?」と声をかけてくださり、なんと共同作業が実現!とても貴重な経験でした。
「握手」というタイトルがつけられたバスケット
彼女たちが作り出すバスケットには、それぞれの柄にメッセージが込められています。そのときシャンタルさんが紡いでいたのは、ルワンダの内戦で傷つけあった2つの部族が和解に向けて歩み寄る「握手」というタイトルがつけられていました。過酷な歴史を経験してきたはずなのに、お二人は圧倒的に明るくおおらかで、その手から作り出されるバスケットには、そのパワーが宿っているような気がします。
左:SASA DESIGNSの4連レザーラップ 右:MUYA ETHIOPIAのストール
他にも美しい商品がたくさんあります。例えば、190個のガラスビーズを使用したSASA DESIGNSの4連レザーラップ(約10種類:11,000円~12,600円 税抜)。これは、ケニアの聴覚障害者がアーティストとしての尊厳を持って創っているアクセサリーです。
エチオピアからは、そこにしかない独自性と、どこの国にも負けない高い品質を兼ね備えた多くのチャンピオン商品Tarara Treasure from Ethiopia。なかでも、MUYA ETHIOPIAのストールの手ざわりは格別。農薬を使用しない畑から手摘みされた綿を手紡ぎ・手織りで仕立てた、作り手の温度が伝わってくるような優しい商品です。
アフリカって、美しい。思わずつぶやいてしまう品々が、渋谷に集まっていました。「AFRICA IS BEAUTIFUL!」は、6月10日まで。アフリカの子供たちの笑顔あふれる、MERRY PROJECTの巨大ボードが目印です。
[TEAM GREENS presents「AFRICA IS BEAUTIFUL !」]
開催期間:~6 月10 日(月)10時~21時
開催場所:東急百貨店 渋谷駅・東急東横店 西館1階 SHIBUYA スクランブルⅠ POP UP STAGE B
協力:MERRY PROJECT、なんとかしなきゃ!プロジェクト
(渡部えみ)