健康や美容のため、食事に酵素やお酢、野菜のスムージーなどを積極的に取り入れる人が増えていますが、これらの食材に多く含まれる「酸」は、歯のエナメル質が溶けてしまう「酸触歯」という状態を招きやすくするそうです。
また、酸を中和する唾液が少なくなるランニング中も、そのリスクは増えるといいます。
歯磨き剤の「シュミテクト」で知られるグラクソ・スミスクライン株式会社によると、日本人の6人に1人が酸触歯の可能性があるといわれているにも関わらず、知っているのはわずか23%だそう。
でも、だからといって酵素やお酢、スムージーなど美容・健康に良い食事を止める必要はありません! 食事のあとのオーラルケアをちょっと工夫すれば、酸触歯のリスクは減らすことができます。
その方法は、以下の5つ。
●酸触歯リスクを減らすオーラルケア5つ
(1)歯磨きは食後30分~1時間あけてから
食後は酸によって歯の表面のエナメル質が軟化しているため、その状態で歯を磨くとエナメル質を傷つけてしまいます。
(2)やわらかめの歯ブラシを使ってクリーニング感覚で
過剰にゴシゴシ磨くと、エナメル質を削り落として酸触歯を進行させてしまいます。歯の表面についた酸や食べカスを取り除く、クリーニング感覚がベター。
(3)歯磨き剤の「フッ素」と「研磨性」をチェック
歯磨き剤の成分の中でもフッ素は歯の再石灰化を促進してエナメル質を強化してくれます。低研磨性にするとエナメル質へのダメージが軽減できます。
(4)ゆすぐ時は歯磨き剤をちょっと残すのがポイント
ゆすいで歯磨き剤をすべて洗い流してしまうと、フッ素等が洗い流されてしまいます。口の中に少しフッ素が残る位の方が、酸触歯予防には適しています。
(5)歯医者さんで定期的にチェックを
酸触歯だけでなく、虫歯や歯周病、その他のトラブルを手遅れになる前に発見、治療することが大切です。
また、『PROエナメル』など酸触歯に着目した歯磨き剤も出ているので、これらを利用すると、さらに予防の手助けになりそう。
歯の美しさは肌同様に見た目の美人力を左右します。食後のオーラルケアをちょっと工夫するだけで、未来の美人力がアップするかもしれません。
(Ricky)
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