最近、大人が気軽に、楽しんで参加できる学びの場が広がっています。「朝活」しかり、習い事しかり。ヨガやフラワーアレンジメントの資格を持つ人や、手づくり雑貨やマクロビ料理は友達に教えてあげられる腕前、なんて人も結構いるはず。
自分の得意なことを誰かにシェアするよろこび
そんな人たちに提案したいのが、自分の趣味や特技をテーマにワークショップを開くこと。筆者もこれまでに何度か、ヨガやストレッチを基礎にした身体ワークショップを開いたことがありますが、学ぶ立場では得られない気づきが毎回あります。
今回紹介する「シェアサロン」は「女性に得意なことや好きなことを活かしてもっと輝いてもらいたい」というコンセプトで、初めてのワークショップを応援してくれるレンタルスペースです。サイトで紹介されている吉田さんは、週5日の会社勤務と1歳児の子育てをこなす働くママ。以前からブログで紹介していたユニークな雑貨づくりをテーマにした「写真でつくる 飛び出す絵本」は大好評で、第2弾も開催されることが決まったそう。「教える」と聞くと敷居が高く感じますが、まずは自分の生活の中に自然とあるもので「誰かにシェアしてよろこんでもらえることは?」と考えてみるのがポイント。中には「自らの海外留学体験をシェアするお茶会セミナー」を開いた人もいます。
仕事を辞めずに、新しいことにトライ
今の仕事はすぐに辞められないけど、前からトライしてみたかったことに挑戦してみたり、本業とは別に、自分の得意なことや趣味の魅力を周囲の人にも知ってもらったり......そんな風に「ワークショップ」を自分の中に眠っている力を掘り起こして、活かせる場として使ってみるのがおすすめ。最初は友人・知人を中心に参加してもらい、口コミからだんだんと参加者が増えることも。主催者の「好きなこと」に惹かれて集まった人たちだから、共通の趣味を持つ人や、センスの通じ合う人との出会いの場にもなっているようです。
最近では、アロマテラピーやヨガ、鍼灸、カラーセラピー、ヒーリングなど、空き時間にプチ起業する利用者も多いそう。いつか「できること」が「しごと」になったら......と考えると、ワクワクします!
サロンはどれもおしゃれなワンルーム。リノベーション専門会社がプロデュースするマンションのお部屋なので、公共施設や味気ない貸しスペースとは大違い! エントランスもきちんとしていて、安心してゲストを招くことができます。隠れ家的な空間でありながら、会員登録すればタイムシェアで気軽に借りられるのが魅力。都内各地の駅近にあり、今後も増えていくそうなので、会社帰りに気軽に立ち寄れるスポットになりそうです。
自分磨きは「学ぶ」から「シェアする」へ。埋もれている特技や趣味を掘り起こして、ワークショップを企画しようと思います!
[シェアサロン]
※現在、西荻窪、新宿御苑2店、赤坂、飯田橋の計5店舗
text byhato
物心つく頃から鎌倉の海と山に挟まれて育ち、気づけば在住30年。女性誌広告ディレクターを経て、現在はフリーのライター、脚本家、物語作家。20代後半からタオヨガを学び、中国などで気功と瞑想のトレーニングを受ける。「直観とつながり、体が感じることに素直に生きる」ことを大切にしています。
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