ノンストレスで生きていくなんて無理だと分かっていても、胃がキリキリと痛むほどの試練や悩みがあると、「大丈夫かしら......」と不安になってしまいます。
「薬用養命酒」でおなじみの養命酒製造株式会社がおこなった調査によると、30代の働く女性の48.8%が、胃腸になんらかの不調を感じ、その理由として約9割がストレスと回答しているそうです。
そうはいっても、職場のトラブルや人間関係のイライラなどのストレスは、自分だけで簡単に解決できる問題ではありません。
そんなときオススメなのが「ツボ押し」! その名の通り、ストレスと胃腸にアプローチするツボを押すことで、辛さを軽減する効果が期待できます。症状別におすすめのツボをまとめてみました。
内臓機能を活性化なら<中脘(ちゅうかん)>
みぞおちとおへその真ん中。内臓機能全般の動きを活発にし全身を強化する。
消化器系の不調に<天枢(てんすう)>
おへそから指3本分外側。
お腹の冷えとり、便秘に<関元(関元)>
おへそから指4本文下。
口内炎、肩こり頭痛に<合谷(ごうこく)>
手の甲の親指と人差し指のつけ根の間。親指と人差し指で挟むように押す。
食欲不振、吐き気に<労宮(ろうきゅう)>
手のひら中央のくぼみ。食欲不振、吐き気に効果的。
消化機能不調の緩和に<大陵(だいりょう)>
手首の横ジワの中央部
ゲップが気になる時に<太淵(たいえん)>
親指付け根にある骨の出っ張りの下。
ストレスによる胃の痛みに<内関(ないかん)>
大陵から指3本ひじ寄り。胃のむかつきを和らげ、心をリラックスさせる。
下痢の改善に<梁丘(りょうきゅう)>
膝の皿の外側にある出っ張りから指3本分上のくぼみ。腸のはたらきを正常にし、下痢にも効果が。
消化器系の不調や未病の改善に<足三里(あしさんり)>
膝のお皿の下の外側のくぼみから指4本分下。
押す時、離す時は、それぞれ3秒かけてゆっくりと。「イタ気持ちいい場所」を探して、これを5回繰り返します。
ストレスによる体の違和感を既に感じている人にも、なんとなく心が不安定でイラッとしがちな人にも試す価値ありそうなツボ押し。「キモチイイ」という感覚を感じるだけでもイライラや緊張感がほぐれやすくなるので、胃が悲鳴をあげる前からツボ押しの習慣をつけてリラックスしておくのも良さそうです。
(力武亜矢)
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