「布ナプキン」の話題は、ここ数年で多く聞くようになりました。
「生理痛が軽くなる」「ムレやかぶれが減る」「生理が短くなる」「ゴミが出ない」など身体にも地球にもやさしい点が布ナプキンに人気が出た理由です。多くはコットン製ですが、それ以外の素材でできた布ナプキンがあるんです。
それは、オーガニックリネンでできた布ナプキン。リネンだと、ゴワゴワしそうなイメージがありますが、実はリネンは、ランジェリーの語源にもなるほど、肌に直接触れるのに向いている素材だと言われています。
リネンが布ナプキンに向いている理由
・汚れ落ちがいい
天然素材の中でもっとも汚れが落ちやすいのがリネン。
・抜群の吸収力
リネンの吸水力はコットンの4倍、シルクの10倍。
・速乾性
1クールの間に何度も洗って使い回すことができる。
・丈夫
水に濡れると強度が増すので、ゴシゴシ洗っても大丈夫。繰り返し使うことで柔らかさも増す。
・抗菌性
リネンは菌を寄せ付けにくく、防カビ性にすぐれ、雑菌の増殖を防ぐので悪臭も抑えられる。
・ムレにくい
発散性や熱伝導率が高く、汗や熱をすばやく逃がす。
オーガニックリネンには、ホルモンバランスを整える働きも!
そもそもリネンは「フラックス(亜麻)」という植物から取れる繊維を布にしたもの。これは亜麻仁油がとれるのと同じ植物です。亜麻仁油は、ホルモンバランスを整える不飽和脂肪酸のオメガ3が豊富と言われていて、なんとオーガニックリネンの生地にも適度な油分が残っているそう! 女性ホルモンを整える働きが期待できそうです。
実際に使用してみると、つけ心地はサラッとしていて気持ちよく、やさしく子宮を守ってくれているようで、冷えを感じることが減りました。長時間イスに座りっぱなしでも熱がこもることなく、ムレなどの不快感もほとんどないと言っていいほど。これからジメジメと湿度が高くなる時期に、いっそう活躍してくれそうです。
[オーガニックリネンの布ナプキン総合専門店 Kotori works]
photo by Thinkstock/Getty Images
(杉本真奈美)