トースターの掃除と言えば、逆さまにしてパン屑を強引に落としておしまい…という人も多いのではないでしょうか。
トースターの外側はピカピカ、でも内部は散らかったままにしていませんか? もしくは、ただ座って「トースターの掃除なんて誰がするの?」と思っているかもしれません。
最近トースターを買ったばかりの人にも、何年も使い続けているのに毎朝使う家電(私の場合)の適切な掃除の仕方を知らない人にも、今回は目からウロコが落ちるトースターのお掃除方法をお教えしましょう。
トースターの掃除が大事な理由
まずは、見た目や不快な焦げ臭さ以外に、トースターをがんばって掃除するべき正当な理由から始めましょう。
当然お気づきだとは思いますが、トースターには扉がありません(オーブントースターについては後ほど書きます)。
つまり、外部から遮るものがないので、パン屑だけでなくホコリ、ゴミ、虫なども集まり、すぐにバイ菌の温床となります。
また、火災が起こる原因にもなります。「Consumer Reports」によると、トースターとオーブントースターは、家庭の火災の原因では冷蔵庫に次いで第5位になっています。
ですから、見た目のきれいさだけでなく、安全のためにも定期的にトースターを掃除したほうがいいのです。
トースターの掃除方法
これは常識であってほしいのですが、念のために言っておきます。
事故が起こる可能性があるので、まずはトースターの電源を抜いてください(トースターの電源が入っている時に何かを差し込むと、感電や火災の原因となる恐れがあります)。
また、少し前にトースターを使った場合は、時間をおいて十分冷ましてから掃除を始めましょう。
【パン屑トレイがある場合】
トレイを外して、使い古した歯ブラシや料理用の刷毛、ボトル掃除用のブラシなどで、ゴミや中身を落とします(ゴミが出てきて、自分のやっていることが見当違いじゃなかったのを確認できるとうれしいものです)。 頑固な汚れやパン屑を落とすために、トレイを洗剤(一番効果的で早く汚れが落ちるのは食器用洗剤)を混ぜたぬるま湯に浸けておきます。 トースターのスロットをきれいにするだけの場合は、スパチュラや小さなブラシなどを使って内部を掃除します(水と酢を含ませた布で拭いてもいいです)。できれば、トースターの上と下の両方から掃除すると届きにくい場所もきれいになります。【パン屑トレイがない場合】
トースターをゴミ箱や生ゴミ処理機のところに持っていき、思い切り振ってパン屑を落としましょう。トースターを逆さまにして振りながら色々な角度にすると、中にあるゴミがすべて出やすいです。トースターの外側を湿らせた布巾や抗菌シートなどで拭いてピカピカにしたら、落ちているパン屑を掃き出すか吸い取り、糸くずが引っかからない布やマイクロファイバーのクロスでパン屑トレイを拭いて乾かしてから、トースターに戻します。
オーブントースターの掃除方法
もう一度言いますが、まずはトースターの電源を抜きましょう。
頑固な汚れがこびりついている可能性が高く、かつトーストのパン屑が間違いなく残っているトレイとラックを外します。
上述したように、トースターのパン屑を振り落としている間にトレイとラックの両方を洗剤を入れたぬるま湯に浸けます。
ほとんどのオーブントースターの内部はアルミニウム製なので、傷つく恐れのあるザラザラした市販のオーブン用の洗剤を使うのではなく、自分で洗剤をつくりましょう。
カップ2杯のぬるま湯に、食器用液体洗剤を数滴とホワイトビネガー1/2カップを入れて混ぜます。
この液を吸わせた(浸さない)スポンジで、オーブントースター内部を拭きます(天井もお忘れなく)。
特に頑固なベタベタ汚れは、重曹と水を混ぜた自家製ペーストを歯ブラシやメラミンスポンジに付けてゴシゴシ擦りましょう。
オーブントースター内部を拭いたのと同じ洗剤で、オーブントースターの外側も拭き、扉のガラス部分の油汚れや筋にはホワイトビネガーを吹き付けます。
つまみやダイヤル部分が外せるかを優しく確認して、その下も掃除します。すべてのパーツがきれいになって、乾いたら、もう一度オーブントースターを組み立て直します。
次に使う時までのほんのひと時、ピカピカのオーブントースターをお楽しみください。
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Sarah Showfety - Lifehacker US[原文]
訳:的野裕子
image via Shutterstock