夏です。スイカの季節がやって来ました。
しかし、スイカ選びは簡単ではありません。どのスイカが熟していて甘いのか、どのスイカは手を出すべきでないのか、どうやって見分ければいいでしょうか。
今回は、完璧なスイカを選ぶための3つのポイントを紹介します。
今年のスイカは甘いらしい
今年、すでにスイカを食べて甘いと感じた人は、よい感覚をお持ちです。
テキサスA&M大学農学生命科学部の教授である Juan Anciso氏によると、今年のスイカ(特に、ここ米国リオグランデバレーで穫れたスイカ)は、例年より甘いそうです(※)。
Brix(ブリックス)と呼ばれる、果物の甘さを測る特別なスケールがあります。スイカの場合、スコア10が平均的な甘さを表し、11はスイカが「非常に甘い」ことを示します。今年のスイカは11から13の間だということです。
しかし、今年のスイカが例年より甘いとしても、あなたが必ずしも甘いスイカを手にできるとはかぎりません。以下に、最高のスイカを選ぶ3つのポイントを紹介します。
※本記事は2020年に公開されたものをもとにしています。
1. フィールドスポットをチェックする
スーパーやファーマーズマーケットでスイカを選ぶとき、半分に切って中の様子をチェックするわけにはいきません。
中を見ずに完熟度を推測するには、フィールドスポットをチェックすることです。フィールドスポットは、栽培中にスイカが地面に接していた部分です。
テキサスA&M大学によれば次の通り。
スイカが熟していれば、側面に大きくて黄色いフィールドスポットが見られます。
熟していれば、その色はクリーミーで、バターのような黄色になります。黄色い斑紋が大きく、色がクリーミーであるほど、スイカが長い時間をかけて熟成したことを示しています。
スポットが小さかったり、黄色というよりは白っぽく見える場合、そのスイカはまだ熟していない可能性があります。
2. スイカの下腹を叩く
スイカを叩いている人を見かけたことがあるかもしれません。
おそらく彼らは熟したスイカを探しているのでしょう(あるいは奇妙な趣味を持っているのかも…)。
このテクニックを使うなら、スイカの下腹を軽く叩くようにします。スイカが熟していれば、深い音がします。熟し過ぎていると、虚ろで平板な音がします。
その場合、おそらく、果肉が柔らかくなって腐りはじめています。
3. 光沢のあるスイカは選ばない
スイカを選ぶときは、重くて光沢のないものを選んでください。写真映えのするものを選んではいけません。スイカが光り輝いていれば、まだ熟していないということです。
そのスイカがほかのスイカより重ければ、良いサインです。スイカは92%が水分です。
重いスイカはより多くの水を含んでいる可能性が高く、つまりジューシーだと言えます。
野菜・果物のおいしさを見分けよう
Source: Texas A&M Today, Agrilife
Elizabeth Yuko - Lifehacker US[原文]
訳:伊藤貴之