パンやパスタが当たり前のように食べられている現代ですが、日本の食生活が今のようになったのは戦後になってから。それまで日本人の食生活の中心であったのは、"お米"です。そしてお米の消費量は、1990年には1世帯あたり126kgだったものが2011年には82kgまで減少しました。なんと3分の2まで落ち込んでいるのです。
パンよりお米の方が、太りにくい!?
その原因には、肉や魚など穀類以外の食材が豊富にあることなどや、お米を食べない人の多くには「お米は炭水化物。炭水化物は太る」という思いこみから、というデータもあります。しかし、実際100gあたりの栄養素の比較を見てみると......。
パン:264kcal 脂質4.4(4枚切り・バターやジャムを塗った場合)
お米:168kcal 脂質0.3
※カロリーデータ
意外にもお米がヘルシーだったことにびっくり! これは、お米は水を加えて炊き、そのまま食べることが多いけれど、パンにはバターやジャムを加えて食べることが多いのもカロリーがアップする理由のようです。また、栄養価も高く、玄米であれば、ビタミンC以外ほとんどの栄養が摂取できるといわれています。その他のお米の効用は下記の通り。
実はすごいお米の効能
・体を動かす原動力をつくり出すたんぱく源
・脂肪を分解する能力が働き、食べることで太りにくい体質に
・日本人に不足しがちなカルシウムや鉄分の補給
・便秘解消に効果的な繊維や美しい髪や肌に必要なビタミン群の摂取もお茶碗一杯で可能
お米の素晴らしさを見直すコンセプトショップ
では、ただお米をお茶碗一杯食べればいいのか、というとそうではありません。味噌汁、焼き魚、漬け物など、バランスよく食べることがポイント。欧米の食文化は日本の食生活を豊にはしてくれましたが、よりヘルシーなのは、日本古来の食生活。欧米でも納豆や豆腐などの和食ブームが高まって久しい昨今ですが、日本人である私たちも和食の魅力を考え、原点に戻る時期に来ているのかもしれません。
そんな考えを元に、"お米"ライフをより楽しくしてくれそうなショップが、4月24日(水)に銀座にオープンします。それが「AKOMEYA TOKYO」。このお店、お米屋さんなのですが、普通のお米屋さんとは少し違います。用意されているのは、日本全国のお米のほか、お米を彩る調味料、食卓にあるとうれしいごはんのお供など、白いごはんのある生活を豊かにしてくれる「ひとりひとりのWay Of Life」を見つけられる空間になっています。
(お米に関するあらゆるものを取り揃えている)
ごはんを中心として、衣食住まで日本の感性に共鳴できるモノが満載です! ショップのほかに「AKOMEYA厨房」では美味しいごはんを「AKOMEYA BAR」では日本酒の利き酒や日本酒カクテルを楽しむことができるお米スポット!
「AKOMEYA TOKYO」へ行ったら、日本人の食文化の素晴らしさを改めて実感。そして、もともとヘルシーでロハスだった日本の文化を、もっと見直してみたくなりました。
[AKOMEYA TOKYO]
住所:東京都中央区銀座2-2-6
TEL:03-6758-0270 (AKOMEYA TOKYO)/03-6758-0271 ( AKOMEYA 厨房)
営業時間:ショップ 11時〜21時・AKOMEYA 厨房 11時30分〜22時( L.O. お食事 21時/お飲物 21時30分 )・AKOMEYA BAR 17時〜22時 ( L.O. 21時30分 )
URL:http://www.akomeya.jp ※4月上旬開設予定
(高田薫)