かわいいカラーに惹かれて購入したネイル。でも、実際に指先にのせるとなんだかくすんだ印象になってしまうことはありませんか?
そこで今回は、大人の肌映りを考えたネイルの選び方を、ヘア&メイクアップアーティストの村上綾さんに伺います。
一見、無難なカラー「ベージュ」の落とし穴
手もとは年齢が出やすいパーツ。せっかくなら、ネイルで美しく見せたいものです。大人の指先にはどんなカラーが似合うのでしょうか。
大人っぽいファッションや、フォーマルなスタイルにもフィットするのはヌーディなカラー。ということで、ついベージュを選んでしまいがちです。
村上さん :
実は、ベージュならなんでもいいわけではないんです。大人の爪に似合いづらいのは「白浮き」するタイプ。
白いペンキのように爪をバッチリカバーするものは、肌とのコントラストが顕著になり、どうしても浮いてしまいます。
ベージュには白浮きしやすいものが結構ありますので、そこに気をつけて選ぶといいと思います 。
「白浮き」が気になるカラー、ほかにはどんなものがあるのでしょう。
村上さん :
白っぽい水色やイエローなども要注意です。
反対に、透け感があったり、グレイッシュなくすみ感のあるカラーは大人の手もとに自然になじみます。
濃いめのカラーも、選びかたで手指がきれいに
最近は偏光パールのオーロラカラーなど、パールの輝きで色を変化させるニュアンスカラーも多く出ています。こういったものはどうでしょう。
村上さん :
ギラギラと派手に光るものではなく、光が当たったときにつややかに見えるものなら、大人の方にもおすすめできます。
シルバーなどのメタリックカラーも、アクセントになってシックにまとまりますよ。
さらに、赤やバーガンディ、ブラウンなどの深みのある色は、選び方さえ間違えなければ確実に手もとをきれいにみせてくれる優れものだとか。
村上さん :
濃い色は塗るのが難しいとつい躊躇してしまいますが、濃淡のコントラストがつきやすく、肌がきれいに見えるといううれしい効果があります。
ただここでも浮かない色選びを意識してほしいんです。例えば赤なら、肌になじむように少しオレンジ寄りのものを選んでみる。
バーガンディやブラウンは、少しくすみ感があって白浮きしないようなものを選んでみる。それだけでずいぶん違うはず。
また、爪の形によっても似合う色が変わるのだそう。
村上さん :
短めの小さい爪にはビビッドなカラーが似合います。長め・大きめの爪は、存在感も大きいので透明感のある肌になじみやすいカラーをチョイスするとバランスがいいですね
村上さんおすすめ! 大人に似合うネイルカラー3選
uka color base coat zero
uka color base coat zero 11/0 2,200円(税込)クリーミーな若草色。1度塗りだとかなりナチュラルに肌に溶け込みます。ベースコートにもなる機能性と、重ねることで表情を変える薄付き感が魅力。
NAILS INCカプセル コレクション
NAILS INC カプセル コレクション チャイ キス 2,200円(税込)なめらかに肌に溶け込むクリーミーなキャメルベージュ。赤みのあるまろやかなカラーは白浮きの心配なし。乾くとほのかに香るコーヒーの香りもユニーク。
OSAJI アップリフト ネイルカラー
画像左から/OSAJI アップリフト ネイルカラー 07 Keiji、アップリフト ネイルカラー 09 Hakuchuumu、ともに1,870円(税込)OSAJIの「アップリフト ネイルカラー 07 Keiji」は、パールレスでビビッドな赤ですが、やや黄みのあるオレンジニュアンスのレッドなので肌うつりがきれい。ひと塗りでしっかりと発色し、白浮きのない軽やかな使い心地も◎。
また「アップリフト ネイルカラー 09 Hakuchuumu」は、ブラウンにシルバーをぎっしりと入れたメタリックカラー。透明感のある仕上がりで、アンニュイでシックな指先を演出してくれます。
ファッションやスタイルとの相性はもちろん、手肌の色や爪の形との相性を考慮しながら、似合うカラーをみつけてみてください。
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村上綾さん
ヘアメイクアップアーティスト。1985年大阪生まれ。株式会社ALBIONに入社後、ヘアメイクアシスタントを経て2010年に独立。現在、雑誌や広告のヘアメイクを中心に幅広く活躍中。かわいさとモードの絶妙なさじ加減に、編集者や女優、モデルたちからのラブコール多数。