トップシェフたちがいち早く動いた「Smile Food Project」
医療従事者向け食の支援をいち早くスタートさせたのが、「スマイルフードプロジェクト」。ミシュラン一つ星レストラン「シンシア」のオーナーシェフ、石井真介さんが自身のFacebookで「命がけで働いてくれる人達に何かしたい! 」(一部抜粋)と書き込みをしたのが発端でした。
レストランやケータリング事業の経営を行う「サイタブリア」の石田聡さん、東京のトップシェフ約30名とフードジャーナリストを構成メンバーにもつ「シェフス・フォー・ザ・ブルー」のメンバー、広告代理店NKBも賛同し、そこからわずか1週間という驚きの早さでプロジェクトが始動しました。
これまでスタッフはボランティア。栄養たっぷりの料理にシェフのメッセージを添えて、最前線で闘う医療チームに届けています。週6回1日400食を上限とし、6月末までに2万食提供する予定です。
Smile Food Project
個人の方の支援はこちらから
生産者の余剰となった食材をお弁当に「THANKS OBENTO PROJECT」
前出の「シンシア」で以前にパティシエをつとめていた大山恵介さん(日本橋兜町 ease 2020年6月open予定)が発起人となり、若手シェフの仲間が賛同して立ち上がったプロジェクト。
名を連ねるのは、大山さんに加え、森枝幹さん(渋谷パルコchompoo)、井口和哉さん(REVIVE KITCHEN AOYAMA)、薬師神陸さん(2020年秋 食に関するインキュベーション施設開設準備中)西恭平さん(日本橋兜町ビストロ Neki 2020年6月open予定)、松岡JACK誠也さん(イートクリエーター)、田村勇馬さん(CHUMS キッチン)、イートクリエーター メンバー、そして若手パティシエグループ「Sugar」の眞砂翔平さん、上妻正治さん。
若手パティシエとシェフたちのアイデアが詰まった手作りのお弁当とチョコレートバーを、医療従事者の皆さんをはじめ、コロナ禍によって生活困難を強いられている方が所属する団体(シングルマザーシェアハウス、こども食堂、こどもフードパントリーなど)に提供しています。
使用する食材はレストランの余剰食材や生産者から届く食材が中心。食に携わるすべての人の想いをOBENTOにして届けています。
THANKS OBENTO PROJECT
お問い合わせ先:メール thanks@ec-corp.jp
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季節を感じ、栄養価の高いお弁当を「ブルガリ お弁当プロジェクト」
イタリア・ ローマを代表するハイジュエラー、ブルガリも、食を通じて医療者支援をスタートさせました。
ブルガリ ジャパンでは、自社のミシュランの星付ききレストラン、イル・リストランテ ルカ・ファンティン(東京・銀座)のエグゼクティブシェフ、ルカ・ファンティン氏によるイタリア料理で彩るお弁当を、医療機関への配送を4月22日から開始。5月末までに約1300食を配達予定です。
エグゼクティブシェフ、ルカ・ファンティン氏ルカ・ファンティンさんは、「仕事の枠を超え、生命を守る最前線で戦う医療現場の皆さまの多大なるご尽力に敬意を表します。この『ブルガリ お弁当プロジェクト』は、シンプルなイタリアンのメニューですが、私たちが常に大切にしている『季節』を感じて頂けるよう、栄養価も高い旬の食材を中心にメニューを構成しています。医療現場で働かれる多忙な皆さまに、少しでも、見た目と味で春という季節を感じ、心が和むひとときをお届けできればと願っています」とコメントしています。
医療現場の“いまほしい物”をマッチングして提供「WeSupport」
一般社団法人RCF、オイシックス・ラ・大地株式会社、ココネット株式会社が連携して運営する医療従事者への食品の無償支援を行うのが、プラットフォーム「WeSupport」。支援を必要とする病院のニーズと、支援を希望する企業や団体をマッチングし、物流を取りまとめてお届けするプロジェクトです。
たとえば、カゴメの飲料、味の素の味噌汁やコーヒー、江崎グリコのお菓子や飲料、帝人のシリアルなど、食品協賛企業は60(5/11現在)まで増えています。個人の方 は、Yahoo!ネット募金からのサポートが可能になります。
東京品川病院のコメントを一部ご紹介します。「新型コロナウイルス感染症に対して、当院の職員は昼夜問わず、また医療崩壊が起きぬよう、地域の医療を守るために必死で働いております。この終わりの見えない厳しい戦いの中で、皆様方の温かい応援こそが私たちの支えになります。WeSupportを通じて、栄養満点のおいしい野菜ジュースをたくさんご支援頂きました。ありがとうございました」
WeSupport
個人の方はYahoo!ネット募金から。
すべてのリソースを医療従事者へ「CRISP CONNECT」
目の前で新鮮な野菜から作られるチョップドサラダが人気のカスタムサラダ専門店「クリスプ・サラダワークス」。3月25日から医療従事者と病院勤務者の方に対し、店頭でのサラダの無償提供を開始しました。わずか6日で2,296個を提供することができ、この取り組みの重要性を再認識したと言います。
そして4月6日より、事業のすべてを医療従事者向けへの支援にシフト。病院へ直接お届けするために「CRISP CONNECT」という支援の仕組みを作り、サポーターの支援や寄付を受けながら持続可能なサポートを実現しました。5月6日時点で、累計13,445食のサラダを提供し、寄付金の合計は1800万円を超えています。
現在は一部の店舗でモバイルオーダーアプリからのコンタクトレス注文・決済のテイクアウトに限定して営業を再開しています。
代表の宮野浩史さん代表の宮野浩史さんは「みんなが無理せずに、できる範囲で誰かに対してできることをして、そんな小さな輪が大きくなって日本各地で誰かが誰かを支援するような世界になったら本当に素敵だと考えています」とコメントしています。
CRISP CONNECT
新型コロナウイルスと闘う医療従事者・病院勤務者を支援するための、クリスプとサポーターがつながるコミュニティ。コミュニティに参加して直接的な支援ができるほか、寄付を通じて医療現場を支援することができます。
いま、私たちができること。各プロジェクトへの少しの支援も、できることのひとつかもしれません。
家でもケア
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