悪目立ちしない「カラーマスカラ」の色選びと塗り方

2020/04/21(火) 21:00

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MYLOHAS読者のニッチな美容のお悩みを解決する「ビューティ駆け込み寺」連載。

今回のテーマは、「カラーマスカラ」の使い方です。ここ数年で劇的にバリエーションの増えた「カラーマスカラ」ですが、使い方が難しいと感じている人も多いのではないでしょうか？

そこで、大人女性に似合う「カラーマスカラ」の色選びや使い方について、ヘア&メイクアップアーティストの村上綾さんに伺いました。

自宅で過ごすことが多い今、さりげなく気分をあげるのにぴったりなアイテム。ぜひチャレンジしてみてください。

カラーマスカラって、悪目立ちしませんか？

マスカラといえば、これまでの定番は長らくブラックやダークブラウン。目もとをきりっと大きく、まつ毛をしっかりとカールしてみせてくれるものでした。

対してカラーマスカラは、色みがある分、目もとの印象が弱くなってしまうのでは？ と不安になります。大人が使っても大丈夫なのでしょうか。

村上さん :

そこまで心配することはないですよ。たしかにオレンジなど明るめの色は、少しぼやけた印象になってしまうかもしれません。

その場合は、まつ毛の根元に濃い目の同系色を塗り、少し開けてから先端まで明るいカラーを塗るといいですね。

自然なグラデーションができると目もとはぐっと締まり、シックにまとまります。

例えばマスカラがオレンジの場合は、ダークブラウンやバーガンディを根もとに、マスカラがブルーの場合はネイビーやダークグリーンを根もとに……と、組み合わせを考えるのも楽しくなりそうですね。

村上さん :

カラーマスカラで印象的な目もとを作るためには、インサイドにアイラインを入れるのもおすすめです。

まつ毛の生え際〜まぶた内側の、目のキワぎりぎりに濃い色を入れるとぐっと大人っぽく仕上がります。ここでも同系色を選ぶことが重要です。

色選びするときは、アクセサリーを選ぶ感覚で

ここ数年でカラーバリエーションがかなり増えたカラーマスカラ、選び方のポイントはあるのでしょうか。まずはヘアスタイルやファッションとの相性から見ていきましょう。

村上さん :

ヘアに関しては、髪の色との相性で考えるとわかりやすいです。

黒髪なら、ブルーやグリーン、パープルなどの青味がかっているカラーが違和感なくなじみます。

明るめの髪色なら、オレンジなどの明るめのカラーや、カーキなどのアッシュ系のカラーがよく似合います。

とはいえ、自分にはコレ！とひとつに絞る必要はないのだそう。

村上さん :

ファッションとの相性で決めるのもおすすめです。

全身ブラックできめているなら、マスカラはあえてポップなカラーにしてハズすなど、ニュアンスをプラスするのにもカラーマスカラはすごく使えるんです。

イヤリングなどのアクセサリーを選ぶ感覚で、気軽に使っていいものです。

組み合わせるアイシャドウやアイラインはどう選ぶ？

マスカラが決まったら、アイラインやアイシャドウはどうすればいいのでしょう。

村上さん :

まずアイラインですが、同系色でまとめると失敗がありません。

マスカラとアイライン、全然違う方向性のカラーにしてしまうと、ちぐはぐな印象の目もとになってしまいます。

また、マスカラを引き立てるために、アイラインはまつ毛の間を埋めるようにして入れていくと上品です。綿棒などでぼかしてあげてもきれいです。

アイシャドウも同様に、マスカラよりは目立たないなじみ色を選ぶと失敗知らずに。

色がぶつからないように同系色の淡い色をチョイスするか、ブラウン系を選べば間違いがありません。

村上さん :

目もとに光や影を入れる感覚の色ならまず大丈夫。

例えば、肌色の延長にあるブラウンやベージュ、シルバーやゴールドなど。

印象的な目もとに仕立てつつ、あくまでもマスカラを引き立てる仕上がりになるはずです。