ニューヨークシティーでセラピストとして活動、『How Does That Make You Feel: True Confessions from Both Sides of the Therapy Couch』の執筆、編集をしたシェリー・アマテンスタインさんがアドバイス。今回取り上げるのは、人間関係の問題の中でもとりわけ大きなテーマです。
30代未婚。恋活をしたほうがいいのでしょうか？
私は35歳で、結婚の経験がありません。また、子どももいません。 オンラインデートをしていますが、さっぱりうまくいきません。 多くのデートに行くように自分を奮い立たせるべきでしょうか、それとも時間をムダ使いしないよう慎重になるべきでしょうか？
image via shutterstockオンラインデートは“目隠しデート”に似ています。（写真が投稿されていても、10歳、10kgさばを読んでいるのですから）。写真をクリックやスワイプするかどうかは、自分自身で判断する必要があります。
ネットのやり取りから現実の関係になる前に、いくつかの安全対策を。たとえば、個人情報を提供するのではなく、Googleボイスの番号を使ってやり取りしたり、デートの前に簡単な電話やビデオチャットを利用したりする。もしもリアルで会うならば、公共の場所を使い、ばらばらに集合して、解散でさよなら。最初のリアルの面会は短く安上りにしましょう。
あなたの邪魔をしているのは、今の姿勢かも。出会いのためのベストと思える努力にうまくエネルギーをかけられていないのです。もっと幅広く網をひろげて、同時に違った努力もしてみては。趣味のグループや勉強会に参加する、日々の生活で出会う人たちとフレンドリーになる。そう、友達にも「ステキな人に会いたい」と伝えておくのです。
オンラインデート成功の秘訣は、成果を無理に求めないこと。 男性のプロフィールとその後のやり取りでよい雰囲気を感じたら、お茶をする仲に進んでみては。「結婚する人でなければ、時間のムダ」という考えを克服できれば、人との共鳴から得られる素敵なものが待っています。私はマッチングサイトではこれという人を見つけられませんでしたが、数人の親しい友人ができて瞑想と仏教にのめり込み、それはとても有意義でした。
退屈で、黒板を爪でキーキーひっかくような魅力のない人に会って時間をムダにする必要はありません。しかし、ネット上でおもしろそうだな、と思える人を見つけたら、新しい、楽しい人との出会いを期待してチャンスを掴みにいくといいですよ。それが期待以上だったら素敵だし、そうでなくても損はありませんから。
彼と私、金銭感覚が違うのがつらい……
最近、友人から聞いたことなのですが、私の彼が私のために「全部払ってあげている」と話しているらしいんです。私自身は倹約家、100均で買い物するくらいなのでイライラします。どうしたらよいでしょうか？
image via shutterstock『アメリカの家計の現状』から委託された2017年の研究 によると、カップルが争い、かつ、あるいは議論を避けようとする一番の問題はお金です。
誰もがそれぞれのバックグラウンドに応じて違うお金の人格を持っています。
あなたはこう考えているでしょう。自分のお金遣いは問題ないのに、パートナーがムダ使いしていると。でも、彼の感覚は全く別物かもしれません。彼は、あなたがお金を管理するには自分の助けが必要。男性として助けるのが自分の仕事くらいに。または、支払う必要はないとの訴えですが、お金を受け取っている限りは支払い続けることに。彼は “僕が支払う”と言ってしまいがちという問題があり、誰にでも勘定を持ってしまうという不満なのかもしれません（それはいささか受け身な積極性に聞こえます）。
カップル間のお金の力学はエゴ、主導権や性別ごとの役割が絡んできます。包み隠さずやっていくとともに、お金の価値観、目標、不安を共有することが不可欠です。
食い違いは非難にならないよう注意して伝え、双方にとって意味のある金銭的なルールを設定します。第三者の助けが必要な場合、それにはお金を惜しまないといいでしょう！
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