1.「ながら食い」タイプ
忙しいとついやってしまうのが、パソコンで資料をチェックしたり、スマホを見たりしながらごはんを食べること。こうした「ながら食い」の習慣がある人は、摂取カロリーが増えがちだと藤井さんは指摘します。
ながら食いは満足感が少なく、何をどれだけ食べたかが把握しにくくなってしまうため、気づいた時には食べ過ぎてしまっている…という可能性があり、結果として摂取カロリーが増え、太りやすくなってしまいます。
(「Diet Plus」より引用)
「ながら食い」をやめるためには、食事に集中できる環境をつくることが大切です。テレビやパソコンを消し、スマホは見えないところに置きましょう。食事をよく味わうことで、少量でも満足感を感じられるようになると藤井さんはいいます。
2.「朝ごはんは食べません」タイプ
1日3食のなかでも、比較的スキップされやすいのが朝食。そもそも朝は食欲がない、忙しくて食べる時間がないという人も多そうです。
しかしダイエットの観点から考えると、朝食は食べたほうがいいと藤井さん。
食事の回数が少ないとその分やせると思われがちですが、欠食する事でその他の食事を食べ過ぎてしまったり、身体が飢餓状態になる事で必要以上に体脂肪をため込もうとするため、逆に太りやすくなってしまいます。
(「Diet Plus」より引用)
欠食後の食事では「血糖値が急激に上がりやすくなるので、身体にとって負担(「Diet Plus」より引用)」となることも問題。これまで朝食を食べる習慣がなかった人は、フルーツや野菜ジュースなど、手軽な食べ物や飲み物から慣れていくのがおすすめだそう。
朝は食べる気がしないという人は、「前日の夜に食べ過ぎたり、脂っこいものを食べているせいで消化が追い付いていない可能性(「Diet Plus」より引用)」があるそう。夜は脂っこいメニューを控え、腹八分目を意識してみてください。
3.「塩分摂りすぎ」タイプ
塩分というと、ダイエットとはそれほど関係がないように思われるかもしれません。しかし、塩分の摂りすぎは「むくみ」のもと。濃い味付けは食欲を増進させるので、ごはんを食べすぎてしまうことも多くなるようです。
外食や市販のお弁当などを食べることが多い人は、とくに塩分の摂取量が増えがちだと藤井さん。体重を落としたいときは、外食を控えるのもひとつの方法です。
さらに、自炊の際にもポイントがあります。
煮物やお味噌汁を作る時はだしを濃い目にとり味噌や醤油の量を少なくする、ハーブや香辛料を活用して味のアクセントにする、鮮度が良い食材を使うなどの工夫をすると、塩分控えめでも満足感のある味に仕上がりますよ。
(「Diet Plus」より引用)
太りやすい食生活を改善すれば、ダイエットの成功率もぐっと高まるはず。当てはまる点があった方は、ぜひ改善法を試してみてください。
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藤井歩(ふじい・あゆみ)さん
管理栄養士。大学卒業後、給食委託会社・健康関連企業での勤務を経て、現在はフリーランスの管理栄養士としてオンラインでの栄養指導業務、特定保健指導、コラム執筆など栄養関係のさまざまな業務に携わっている。
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