新年度がスタートして1週間が経ちました。大きな環境の変化がなくても、この時期は多くの人がストレスを感じやすい時期だそう。そして、春に新しい環境に飛び出すのは、植物も同じ。今の時期に摂れる野草にはパワフルなエネルギーがあります。
女性に良い効果ばかりの「よもぎ」
そんな春の野草のなかでも身近で万能、そして食べても美味しいと三拍子揃った野草が「よもぎ」です。昔から傷の手当や虫刺され、お灸のもぐさに使われるなど日本では身近な薬草として親しまれてきました。今の季節は、土手や広場などでも目にすることができ、これは、よもぎの生命力が強いという何よりの証拠!
最近では「よもぎ蒸し」で知られているように、よもぎには体を温める作用があります。カロテン、ポリフェノール、鉄分やカルシウムを多く含むので、食べることで貧血や冷えの解消に効果的です。
リラックス効果まである「よもぎもち」
さらに「よもぎ」と「もち」の組み合わせは体を「中庸」にする食材として、マクロビオティックでも有名です。陰性と陽性の中間である「中庸」の食材を摂ることで、ストレスが溜まりがちな心身をリラックスさせてくれるそう。きなこやごまをつけていただけば、生理痛や貧血の予防にも。「玄米よもぎもち」をストックしておけば、手軽なおやつとして食べることができます。
「よもぎ茶」は、血液のデトックスに◎
オフィスで取り入れるなら、ノンカフェインの「よもぎ茶」がおすすめ。よもぎには、アルカリ性のきれいな血液を作る作用があるので、酸性に偏った血液を改善して肝臓の機能を高めてくれるのです。お肉を食べ過ぎてしまった次の日は、よもぎ茶を飲んでドロドロの血液をデトックス。しかも、よもぎ茶の出がらしはお風呂に入れて「よもぎ風呂」にすれば、芯から温まってリラックス、お肌もしっとり潤います。余すところなく使えるのも、よもぎの素敵なところ。
小さい頃によもぎを摘んで草もちを作ったなあ、とふと思い出しました。胸いっぱいに吸い込みたくなるよもぎの青々とした香り。この香りもまた、こころを緩めるのに一役買っているのかもしれません。
玄米よもぎもち
価格:504円(税込)
容量:270g
よもぎ茶
価格:2,100円(税込)
容量:50パック
[参照元:からだの自然治癒力をひきだす食事と手当て]
photo by Thinkstock/Getty Images
(松浦松子)