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光にあたるだけで「冬のうつ」は軽くなる? 注目の「光治療」とは

2020/01/23 12:00 投稿

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海外で注目されている「光治療」について、専門家の意見を聞きました。

「今はまだ光が持つ可能性のほんの少ししか分かっていません」とハーバード大学医学部で睡眠医学の講師であるシャダブ・ラーマン博士は言います。

エステでは赤色光がもはや定番となり、LED機器は不眠症から顔のしわまで、あらゆることを治してくれる今、流行の光治療とは?

「ブライトライト」で気分を上げる

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説明: 太陽光に近い光を出すライトで、朝に、ライトから30cmほどの距離を取って20~30分間座ると、気分が高まり、集中力も増し、冬季うつ病(SAD)には抗うつ効果があるとされています。

効果の根拠: 5人に1人が冬になると気分が落ち込んでいると言われており、その対処法としてこのようなライトが人気。「このライトの光は、原因に直接働きかけます。太陽光を浴びることで整えられる概日リズムが狂ってしまっているのを整えるのです」と環境セラピー治療センター(Center for Environmental Therapeutics)のマイケル・ターマン博士は説明。ある研究では、SADの治療として、光療法は抗うつ剤と同様の効果があり、副作用がより少ないことが示されています。

試してみるべき? :イエス。しかし気分の落ち込みが軽度であれば、まずは太陽の光に当たることを試してみるのも、お金がかからないいい方法。「休憩時間に屋外へ出たり、窓の傍へ立つと、目が覚めるだけでなく、集中力も増し、気分も上がります」とラーマン博士は言います。

「青色光」で睡眠改善

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説明: LED電球の特殊な光は、睡眠障害を改善し、概日リズムを整えるとされます。青色発光の電球で、昼間は活動的に元気に過ごせ、青色を取り除いた電球で、夜間は寝つきがよくなるそう。

効果の根拠:多くの研究で、夜間にブルーライト(スマホ、パソコン、電灯)にあたると睡眠を司るホルモンであるメラトニンの分泌が抑えられることが分かっています。その他の研究では、日中にブルーライトにあたると、注意力・集中力が高まることが分かっています。

試してみるべき?: もちろん。「朝晩メリハリをしっかりつけることが必要です。その方法として、日中は青色光が強いライトをデスクで使用し、就寝2時間前からは青色が抑えられたライトでリラックスします」とラーマン博士。

「赤色光」で肌を整える

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説明:赤色光を出すベッド、マスク、美顔器は、シワやたるみ、毛穴の開きを解消する効果があるとされています。

効果の根拠:2013年に報告された研究で、光療法にはシワの改善効果があることが報告されています。「赤色光には抗炎症効果があり、コラーゲン生成を活性化させ、肌をひきしめ、キメやトーンを整えます」とニューヨークのマウントサイナイ病院の皮膚科医であるアンジェラ・ラム医師は言います。

試してみるべき?:金額が気にならず、過度に期待を抱かないのであれば。「この治療法の効果はそれほど大きくありません。他にもレチノール、ハイドロキシン酸、ビタミンCなどが配合されたアンチエイジングクリームも併用するとよいでしょう」とニューヨークのマウントサイナイ病院皮膚科の研究ディレクターであるジョシュア・ザイチナー医師は言います。

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Sharlene Breakey/Does Light Therapy Work? Experts Explain Red, White, and Blue Light Therapies/STELLA MEDIX Ltd.(翻訳)

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