予防接種なのに熱がでるの？
健康ライターのコリン・ミラーさんが、インフルエンザの予防接種で実際に体験したことを手記にまとめました。
薬を飲んでも止まらない悪寒と発汗
こんにちは、私はコリン・ミラー。流行りのものは何でも影響を受けるタイプです。だから、インフルエンザのシーズンともなれば予防接種はマスト。
そんな気持ちで、先日インフルエンザの予防接種を受けました。そして、その日の夜に発熱。悪寒がして、汗をかき、発熱に伴うほかの困った症状がすべて現れたのです。そこでアセトアミノフェン（解熱鎮痛薬）を飲み、寝るのが一番とベッドにもぐり込みましたが、翌朝、また発熱。私はもう一度、感冒薬を飲み、いつものように1日を過ごしました。でもその夜、また微熱が出たのです。いったい何なの？
ちょっと待って、本当に予防接種が発熱の原因？
image via shutterstockそして判明。インフルエンザの予防接種をして熱が出ることがあるのです。それほどよくあるケースではありませんが、私が実例です。事実、そうでしたから。
先にはっきりさせておきましょう。インフルエンザの予防接種を受けてインフルエンザにかかることはありません。「ワクチンに含まれているのは、インフルエンザウイルスの一部だけです。それがウイルスに戻って具合が悪くなることはありえません」と、感染症の専門家、ウィリアム・シャフナー医師（テネシー州ヴァンダービルト大学医学部教授）。
やはり感染症専門医のアメシュ・A・アダルジャ医師（ジョンズ・ホプキンス健康安全保障センターの上級研究員）の説明によると、インフルエンザのワクチン接種を受けると、免疫系が刺激されて、インフルエンザから守ってくれる抗体ができます。
「免疫系のスイッチが入ってワクチンに反応しているため、熱が出る場合があるのです」（アダルジャ医師）
インフルエンザの予防接種後には、筋肉痛、頭痛、疲労感、注射したところの痛みや腫れなど、ほかの副作用が出ることも。
この熱は普通どれくらい続くの？ という疑問に対して。アダリャ医師によると、1〜2日で終わるはず。「普通は日常生活に問題が起きるほどではありません」
インフルエンザの予防接種で熱が出たらどうすればいい？
image via shutterstock「熱のせいで困るなら、アセトアミノフェンのような解熱鎮痛薬を飲んでもいいでしょう」とシャフナー医師。熱を下げてくれます。でも、微熱でほかに症状もなければ、そのままにしておいて大丈夫だそう。
重要な点として、インフルエンザの予防接種を受けたために出る熱は、平熱より1〜2度高いくらいのかなり軽い発熱のはずだということ（私の場合、いちばん高くて38度でした）。「本当に高熱で、長引くようなら、あるいはひどく具合が悪ければ、医師の診察を。何か別のことが同時に起きているかもしれません」（シャフナー医師）。
つまり、熱が高くてなかなか下がらない場合は、ワクチンが完全に効果を発揮する前に（たいておよそ2週間かかります）、すでにインフルエンザに（あるいはほかの流行しているウイルスに）かかっている可能性があるということです。
案の定、私も予防接種から3日目の今日は何の問題もなく、また健康に戻っています。
感染予防は万全にしたい
Korin Miller/I Got a Fever After the Flu Shot—Here’s Why That’s Totally Normal/STELLA MEDIX Ltd.（翻訳）
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正確な知識を伝えてあげてね、ワクチンが病気に効くんじゃなく。
ワクチン（該当の不活性化した菌）を摂取した事によって、身体に一定期間耐性がつきワクチン接種後
活性化状態の該当菌に感染した場合症状が軽くなるって言うのが仕組み。
自身の体力が弱っていたり個人差もあるので一概に言えないけど実際の所気休め。