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いつも手のひらが湿ってる。

じっとしているのに、なぜか脇の下がびしょ濡れで恥ずかしい思いをしてしまう。それは「多汗症」かもしれませんね。

多汗症はそう珍しい病気でもなく、米国では4.8%の人にあり、汗腺の働きをコントロールする神経が活発になると発症する病気です(ストレス、不安、薬物療法、糖尿病、更年期障害、甲状腺障害の影響で、汗腺から過剰な水分が分泌されることがあります)。

「本当に問題なのは、汗をかくことよりも心理的、精神的、社会的に影響がある面。汗が気になってしまい、誰にも言えず苦しんでいる人も多い」と、ジョンズホプキンス大学医学部、発汗障害センターの外科教授であるマルコム・ブロック医師。

過剰な発汗のために毎日つらい思いをしているならば、次の汗を止める方法を試してみて。

1. カフェインを制限する

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研究によると、活動前にカフェインを含む飲み物を1、 2杯飲むと、汗をかきやすくなり、汗の量も多くなります

「カフェインを摂ると神経の働きが過度に高まってしまうので、汗が気になる場合には摂取量をできるだけ減らすのはどうでしょう」と、オハイオ州立大学ウェクスナー医療センターの皮膚科医、アリシャ・プロッター医師は提案します。

2. セージ茶を飲んでみる

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セージはほてりを和らげる効果があり、ある予備的な調査によると、セージ茶を飲むと多汗症の症状が軽くなるとわかっています。「この分野の研究はあまり多くはありませんが、患者さんによると効果があると言われています」 (ブロック医師)。

米国植物協議会によると、3分の2カップの沸騰した熱湯に、乾燥したセージを最大3g入れて、毎日3回のむのがおすすめ。暑い日には、アイスで飲んでもOK! 

3. 緊張をほぐす

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ストレスと不安を軽くしたからといって、発汗を起こす病気自体が治るわけではありません。でも、感情の反応によって汗が出てしまうことを防ぐことは可能

「認知行動療法士はネガティブな思考パターンを変える方法を教えてくれます。ヨガや瞑想も心を落ち着かせてくれます」と、プロッター医師。

4. 制汗剤を使う

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香りで汗の臭いを隠してくれる「デオドラント」と、汗腺をふさぎ、汗を抑えてくれる「制汗剤」

市販品を試しても効果がなければ、医師が処方してくれる制汗剤も有効です。汗腺を一時的にふさぐ塩化アルミニウムを含むものがあります。

効果を高めるには、製品はラベルの通り正しく使うこと。「夜間に使うととくに効果的です。アルミニウム系化合物(有効成分)が汗の出る管に働いて、汗を出にくくしてくれます」と、国際多汗症学会の会長であるディー・アンナ・ガッサー医師が説明します。

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Emma Haak/8 Best Ways to Stop Excessive Sweating for Good, According to Doctors/STELLA MEDIX Ltd.(翻訳)

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