風邪やインフルエンザが猛威をふるうこれからの季節。今年こそ「正しいケア」で撃退しましょう。絶対に風邪をひきたくない人へ、風邪対策の新常識を毎日ひとつずつお届けします。

今日は、著者である裴 英洙さんの「風邪ひき相手の対応法」4つをご紹介します。

1. 接する時間を短くする 

会議などを長々とせず、「○○さん体調が悪いようですね、今日の会議は簡潔に終わらせましょう」と伝えます。相手もつらいはずなので、配慮しながら自分を守ります。

2. 物理的な距離をとる

対面すると、相手のせきやくしゃみによりウイルスを浴びることになるので、できるだけ「平行」か「対角線」の位置に。登壇者がいるときは、できるだけ遠くか、空調の風上に座るようにします。

3. 物品の貸し借りはしない

風邪をひいた人は、無意識に周囲の物品にウイルスを付着させる可能性があります。ファイルや差し入れなどの物品は接触感染の危険があるので、できるだけ受け取らないようにしましょう。

4. 別れた後はダッシュでトイレへ

風邪ひきの人と同じ部屋や近い距離である程度の時間を過ごすと、ウイルスが付着することは避けきれません。離れたあとはできるだけ早くうがいと手洗いを徹底しましょう。打ち合わせが長引くときは、途中休憩を入れてさりげなくうがい手洗いを行いましょう。

明日は「風邪・インフルエンザのリスクを激減させる行動習慣」まとめです。

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裴 英洙(はい えいしゅ)さん
医師・医学博士、MBA。ハイズ株式会社代表取締役。1972年奈良県生まれ。金沢大学医学部卒業、金沢大学大学院医学研究科修了。金沢大学医学部卒業後、金沢大学第一外科(現・先進総合外科)に入局。その後、金沢大学大学院に入学し、外科病理学を専攻し医学博士を取得。さらに、病理専門医を取得し、市中病院にて病理医として病気の最終診断にかかわり、年間10000件以上の重大疾病の診断をこなす。また、医師として働きつつ慶應義塾大学大学院経営管理研究科(慶應ビジネス・スクール)にて医療政策・病院経営の第一人者の田中滋教授に師事。同ビジネス・スクールを首席で修了。ビジネス・スクール在学中に医療機関再生コンサルティング会社を設立。多数の医療機関の経営支援、ヘルスケア企業の医学アドバイザー業務などに従事。現在も医師として臨床業務をこなしつつ、臨床の最前線からのニーズを医療機関経営に活かすハンズオン型支援を行なう。著書に『なぜ、一流の人は「疲れ」を翌日に持ち越さないのか』『一流の睡眠』(ともにダイヤモンド社)などがある。

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