女子の人間関係って、なんかめんどくさい! 」そう感じたことはありませんか?

いわゆる「女」の嫌な部分や、「女」同士が生み出すイライラのメカニズムを知り、軽やかに生きる方法を、精神科医の水島広子先生の著書から、毎日ひとつずつご紹介します。

(すぐ感情的になる、裏表がある、群れたがる、張り合ってくる……こうした「女」の嫌な部分を、この連載ではカッコつきの「女」と書いています。これは女性そのものを意味するのではなく、一連の困った特徴のことを呼ぶと理解してください)

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Cさんのケース
悩みやグチを相談されることが多いです。その人のためと思って一生懸命きいてアドバイスするのですが、「わかってない」とか「そうじゃなくて」と反論されてしまいます。だったら、相談しなきゃいいのにと思います。

これは人間関係全般に言えることなのですが、人から悩みを聞かされてアドバイスしても、うまくいかない場合が多いものです。こうした場合、「問題を解決してほしい」と思って話す人よりも、「話を聞いてほしい」「気持ちをわかってほしい」と思って話す人の方が多いでしょう。ですから、アドバイスしてしまうと「じっくり聞いてくれない」「自分の気持ちをわかってくれない」と感じてしまうのです。

実は多くの人が、話を聞いてもらうだけで気がすんでいきます。自分の悩みを口に出して、相手にそのありのままを受け入れてもらうだけで、気持ちが整理され、前進していくことができるからです。

「女」を癒やすためには、「自分にも似た体験がある」「自分の場合はああだった」と、自分のデータベースの中を探すのではなく、相手の話だけに集中してみましょう。相手の話を、まさにありのままに聞くのです。そのような聞き方は、自分も相手も癒やしていきます。

女子の人間関係

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女子の人間関係
なぜ、あの“女”(ひと)はあなたの感情を乱すのか? 比べたがる“女”、敵・味方を作りたがる“女”、「自分は自分、他人は他人」ができない“女”、そして自分のなかの“女”……女性同士の人間関係の悩みや、いわゆる「女」の嫌な部分から解放されて生きていくためには、自分と相手の中にある「女」についてよく知ることが大切。対人関係療法を専門とする著者ならではの視点で、女子の人間関係をスムーズにする方法をレクチャーします。

水島広子(みずしま・ひろこ)先生
精神科医。慶應義塾大学医学部卒業、同大学院修了(医学博士)。慶應義塾大学医学部精神神経科勤務を経て、現在、対人関係療法専門クリニック院長、慶應義塾大学医学部非常勤講師(精神神経科)、アティテューディナル・ヒーリング・ジャパン(AHJ)代表。2000年~2005年衆議院議員として児童虐待防止法の抜本的改正をはじめ、数々の法案の修正実現に尽力。『「ドロドロした嫉妬」がスーッと消える本』など著書多数。

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