なんと厚生労働省の調べ(※)では、30代女性の5人に1人が朝食抜きの日があるのだそう。毎日食べている人に比べればまだ少数派ですが、その数は年々増えています。(※厚生労働省「平成23年 国民健康・栄養調査」より)
朝食を抜いた方が健康によいという説もあるけれど、そもそも朝食を摂る習慣がある人が急に朝食を抜いてしまうと、集中力の低下ばかりか生体リズムの乱れに繋がる恐れもあります。
寝ぼけたカラダが目覚める「大豆」パワー
寝ぼけたカラダを快適にスタートさせるためには、体温を上げるタンパク質をたっぷり含む大豆を朝食に摂りたいもの。大豆は食物繊維やミネラルなどの栄養素に富んでいるうえ、大豆に含まれるイソフラボンは卵胞ホルモンに似た働きをし、女性らしい体づくりをサポートしてくれるのです。
つまり、朝食に味噌汁を飲むのは大変理にかなっているのですが、「味噌汁を作る時間が無いよ〜」とお嘆きの方は、2分で作れる豆乳スープ「鹹豆漿(シェントウジャン)」はいかがでしょう。
台湾の朝食メニューの定番・豆乳スープ「鹹豆漿」
台湾では大衆に好まれる朝食メニューで、胃に優しく腹持ちがよいのが魅力です。作り方もとっても簡単。温めた豆乳に酢をぐるっと回しがけるだけで、ドロっとしたスープが完成します。あらかじめ刻んでおいた薬味や具を混ぜて、お好みの味付けでぜひどうぞ!
◆2分で作れる!
台湾流・豆乳スープ「鹹豆漿(シェントウジャン)」レシピ
<材料(1人前)>
・無調整豆乳:200ml
・酢(黒酢がおすすめ):大さじ1
・お好みの薬味・具:(針しょうが、長ネギ、シャンツァイ、ごま、桜エビ、ハムのみじんぎり、ザーサイや漬物のみじんぎり、しらす干しなどが合います)、ラー油、しょうゆ、ポン酢など
<作り方>
(1)豆乳をレンジでチンか、火にかけて温めます。
(2)丼ぶりにお好みの薬味や具を入れて、1を加えます。
(3)酢を回しかけると凝固が始まります。
(4)ハムや漬物の具であれば塩分は十分ですが、
お好みに応じてしょうゆ等で味付けを。
(5)油条(揚げパン)を加えると本場の味に。
フランスパンの薄切りやクルトンで代用してもよさそう。
日本豆乳協会によると1日に摂りたい豆乳の量は200〜400ml程度。朝一杯の鹹豆漿で、元気に一日をスタートしましょう!
[日本豆乳協会]
(さとう葉)