3.11以降盛んになってきたのが、地元密着型のビジネスモデル。できるだけ地元のヒト・モノを生かして地域を活性化しようという試みをいくつも耳にしてきました。この流れは、地方ばかりではなく東京にも波及しています。
江戸川区の伝統工芸品を発信
(左:江戸扇子 トウキョウ・右:冷茶兼小鉢 宝尽し切子 )
東京の下町・江戸川区の伝統工芸品や特産品を発信するサイト「えどコレ!」は、品揃えがユニーク。繊細な美しさを放つ「江戸硝子」や世界で"japan"と称される「漆器」など、伝統工芸の王道を行く製品も販売されていますが、古くから培われてきた地場産業と現代のニーズを融合させたオリジナル製品もラインナップしています。
(江戸型小紋 てぬぐい 鰹 )
また、東日本大震災の復興を願って気仙沼応援オリジナルコラボ商品として誕生したのが、「江戸型小紋てぬぐい」や「江戸扇子」。港町 気仙沼にふさわしく、大漁旗のテイストを盛り込んだ粋なデザインで、オシャレに使いこなせそう。売り上げの一部は、津波教育コンテンツ開発に利用されるといいます。
繊維業から生まれた猫の術後服
もう1点、紹介したいのが、「Egree(イーグリー)」で販売されている猫の術後服。実はこのイーグリー、江戸川区の地場産業として受け継がれてきた繊維業を活性化しようと生まれたペット服のブランドなんです。繊維製品は多種多様にありますが、ペット服に特化したところが個性的。なかでも猫の術後服は、「病院で着せられる簡単な術後着では1日も持たない」というお悩みを受けて誕生。猫ちゃんにストレスを与えずに丈夫に着られる術後服はアイデア商品そのものと言えるでしょう。(画像右:猫の帽子。)
この他にも「えどコレ!」では、日用雑貨やファッション雑貨など、いろいろな製品をチェックできます。扱っているのが伝統工芸品や特産品だけあって、品質の良さは折り紙つき。江戸川区発の地域ブランドを見ているだけでも楽しめます!
(おりはらやすこ)
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