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歯科医師が教える「美人をつくる口もとケア」

2019/09/16 05:30 投稿

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メイクやファッション、ヘアスタイルに気を遣っているけれど、口もとは二の次?

しかし、「私たちの表情を印象づけるのは口もとであり、ケアが大事」と話すのは、歯科医師の石井さとこさんです。口もと美容スペシャリストとして20年以上も女優やモデル、アナウンサーの美を支えてきた石井さんは、「きれいと言われる女性は全員、必ず口もとケアをしています」と断言。

では、なぜ口もとケアが美しさや健康につながるのでしょうか。その答えは、女性医師ならではの視点と知識が詰まった著書『美しい口もと』(ワニブックス)にありました。

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まずは“口もと自撮り”で診断を

「口をしっかり動かしている女性は美しい」と石井さん。なぜ口を動かすと、美しい口もとになれるのかというと、きちんと噛むことで、栄養分が身体の隅々まで行き渡るから。さらに、デンタルリンスの役割を持つだ液が分泌され、歯のツヤを保ち、口の中の雑菌を洗い流してくれる効果もあるといいます。

近年では、ファストフードの出現で噛む回数が減った、スマホの活用による会話不足など、口を動かす機会が減っているそう。

石井さんは「顔まわりの筋肉が衰えると、噛む力が低下し、口角が下がり、ほうれい線が目立ち、あごがたるむといった老けた印象になるのです」と言います。だからこそ、口を動かすと老化防止になり、美しい口もとへと近づけるのですね。

とはいえ、自分の口もとの状態は判断しづらいもの。そこで試しに目もとを手で隠して、口もとだけ自撮りをしてみましょう。いつも鏡で見る印象より老けて見えたら、危険信号。たるみやだらしなさが口もとに現れている証拠なのだとか。

ほうれい線には「ぴよぴよぷー」

本書には、顔まわりの筋肉を鍛える「口もとエクササイズ」が多数紹介されています。フェイスラインやほうれい線が気になってきた人には、「ぴよぴよぷーエクササイズ」がおすすめです。

1. 唇をすぼませて「ぴよぴよ」
頰肉を思い切り吸い込み、くちばしをマネて唇をすぼめます。そのまま小鳥が「ぴよぴよ」とさえずるように上下に開けたり閉めたりを10回繰り返します。

2. 「ぷー!」と勢いよく膨らませる
大きく深呼吸して、唇をすぼませたまま両頬を「ぷー」と勢いよく膨らませて口輪筋をほぐします。意外に難しいので覚えるまで繰り返してOK。

『美しい口もと』17ページより引用

この動きによって、口まわりとフェイスラインの筋肉が鍛えられ、だ液量UPやフェイスラインがスッキリする、むくみや唇の老化防止といった嬉しい効果も期待できます。そのほか、舌の筋トレや美肌耳ツボ刺激など、紹介されているエクササイズはどれも簡単なものばかり。これなら毎日の習慣として取り入れられます。

印象だけじゃなく健康も変わる

口もとケアを続けていけば、印象だけでなく、健康状態がよくなるのもポイント。たとえば、のどにある骨を支えている舌骨筋を鍛えると、滑舌の悪さを解消し、健康へと導いてくれるのだそう。

そもそも口の中心部分である舌の位置は、舌先から根元まで上あごについているのがベストな状態。この位置が下がってくると滑舌が悪くなり、顔のたるみにもつながると石井さんは指摘します。

その上、舌骨筋が衰えると舌骨の位置が下がり、咀嚼する力や物を飲み込む力が弱くなってしまい、将来、誤嚥性肺炎などになりやすくなってしまうから要注意。普段使わない舌骨筋を刺激することで鍛えられ、だ液もたくさん分泌されて、将来の健康に繋がるのですね。

また、女性がとくに気をつけたいのがダイエット口臭。これは極端な食事制限によって体内でつくり出される「ケトン体」から放たれる、フルーツが腐ったようなニオイの「ケトン臭」を指します。

身体は飢餓状態だと思い、溜めていた中性脂肪を燃やし始めるのですが、これが「脂肪酸」に変化してニオい始めるのです。さらにダイエットを続けると糖が不足し、「脂肪酸」がもっと強いニオイのもとである「ケトン体」を肝臓でつくり出します。

『美しい口もと』106ページより引用

なんと、この口臭は自分では気がつかないもの。ダイエットのやりすぎも逆効果です。

朝晩の歯みがきにもコツがあった!

「美しい口もとをつくるには、外側だけでなく口の中のケアもとても大切です。朝と夜の1日2回は必ず歯みがきをしましょう」と石井さん。

寝ている間に口内のだ液は50%に減り、起きたときには便10gと同じ菌が口の中にある状態になっているそう。

それをそのまま体の中に入れてしまわないよう、朝起きてすぐ2〜3分でOKなので歯を磨きましょう。ひと肌程度のぬるま湯で30秒ほど口をゆすいでから行うとより効果的! 大きな汚れが落ち、細かい汚れが落としやすくなるのだとか。

一方、夜の目安は10分。ここで習慣にしたいのが「1日1回の夜フロス使い」だと石井さんは言います。歯と歯の間は汚れが溜まりやすくて、落ちにくく、だ液が通過しにくく、エナメル質が再生しにくいため、虫歯になりやすい場所。歯ブラシだけでは5、6割程度の汚れしか落ちておらず、そこで活躍するのがデンタルフロスなのです。

フロスは歯肉にあまりあてないようにして、歯と歯の間の汚れをゆっくり取るイメージで使います。歯の間がキレイになると、歯の白さが生きて若々しくフレッシュな印象になりますし、だ液も通るようになり、虫歯や歯周病のリスクも減ります。

『美しい口もと』137ページより引用

歯みがきは毎日のことなので、正しい方法を身につけたいですね。口角がキュッと上がった美しい口もとをめざし、オーラルケアを続けていけたらと思います。

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美しい口もと ]image via shutterstock

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