運動しているのに、体の疲れが取れない。休息を取っているのに、いまいち調子が上がらない。それはもしかしたら人間本来の体の使い方をしていないからかも?

これまでのべ18万人以上の患者の体を治療してきた、「仲野整體(整体)東京青山」院長の仲野孝明さんに、正しい体の使い方を学びます。

のんびり映画を見たり、本を読んだり。そのとき、座椅子に座っていませんか? 実は、座椅子の生活は数々の不調の原因に!

座椅子に座って背もたれにもたれかかると、坐骨が倒れて猫背になります。もっとリラックスモードになって、背中を座面に、首で支えるような座り方になると首が前に折れ曲がり、首、肩、背中、腰への負担大! リラックスしているつもりで、疲れを招く姿勢になっているのです。

座椅子は使わないことをおすすめしますが、やむを得ず使う場合は、腰と座面に「魔の三角ゾーン」を作らないこと。

座面の前の方に座り、淵に少しだけお尻を乗せ、正座かあぐらがよいでしょう。骨盤を立てる要領で座りましょう。背もたれは使いません。

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18万人以上を治療した姿勢のスペシャリストが贈る、現代のお疲れ女子を救う一冊。立ち方、座り方、歩き方、持ち方など、基本の動きをちょっと変えるだけでカラダがラクになるコツを紹介しています。しかも全ページにイラスト解説入りで、見るだけで正しいカラダの使い方がわかるスグレモノ。肩こり、腰痛、頭痛、婦人科系トラブル、季節の疲れなどに悩む女性に、やさしく寄り添う内容になっています。運動なんてハードル高い……そんな方にまず読んでほしい本です。

仲野孝明(なかのたかあき)さん
姿勢治療家®、仲野整體東京青山院長。1973年三重県生まれ。大正15年創業、のべ180万人以上の患者数と、合わせて3度の褒章受賞・綬章受勲を誇る仲野整體の4代目。自身もこれまで0歳から108歳まで、のべ18万人以上の患者を治療する。“人間本来の正しい体の使い方”から治療することで、全く運動をしてこなかった女性が3ヶ月後にフルマラソンを完走するなど、人生が変わる患者が続出。モットーは「姿勢が変わると、人生が変わる」。セミナーやメディアなどでも注目を集めている。著書に『一生「疲れない」姿勢のつくり方』(実業之日本社)などがある。

イラスト/しまはらゆうき

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