男性に多い病気というものもあるんです。
前回は、前立腺肥大症、勃起不全などを紹介しました。今回も、医師に診てもらうべき男性特有の症状を紹介します。
1. 怒りっぽい態度
image via shutterstock怒りっぽくなったり、いらいらしたりする。または攻撃的な行動に出たり、危険な行動を取ったりしてしまう。
男性の場合、うつ病が怒りっぽい態度として現れることもあります。他人がうつ病と気づくのは容易ではありません。
男性は、ほとんどの人が典型的と思われる抑うつの症状を示さないことが多いのです。引っ込み思案になったり、悲しんだりするのではなく、怒りを示す可能性もあります。
あるいは、「酔っ払うとか、スピード狂のようなドライブするとか、ギャンブルに大金を使うとか、常軌を逸した行動をとるようになるのです」と、ミッシェル・アディスさん(クラーク大学心理学教授、マサチューセッツ州ウースター)は述べます。それゆえに医師の診断を受けたり、抗うつ薬を服用したりせずに過ごすこともよくあるのです。
「苦労しているなら、まずは検査を受けてみては。医師は絞り込んで問題を探ってくれるでしょう。興味深いことに、ビタミンB12とビタミンDの血中濃度が低い場合に、うつ病であることが多いのです」と、アディスさん。長く続く痛みや病気(糖尿病でさえも)は、“こころの弱さ”が関係している可能性があります。
2. いつまでも続く咳
4週間か、それ以上続く(気が狂うほど長い間)空咳、よく起こるかすれ声。さらにディナーのときに気をつけたいのが、食事が進まない、飲み込みにくいといったことです。
「胃食道逆流症(別名GERD)による、隠れた兆候かもしれません」と、セス・A・グロス医師(ニューヨーク大学ラングーン・メディカル・センター消化器科)。何年も、検診も受けずに放置していると、胃食道逆流症(GERD)は食道がんを引き起こす恐れもあります。男性は女性より3倍以上、食道がんになりやすいのです。
絶え間ない咳は、喘息、後鼻漏の兆候でもあります。それほど一般的ではありませんが、肺がんや心不全の兆候かもしれません。
3. 脳卒中の症状
脳卒中は、世界中の死因の中で2番目に多いもの。次のいずれかの兆候が見られたら、仮にそれが治まったとしても、すぐに119番を。
体の片側に脱力症状、または麻痺(通常、顔、腕、または脚の部分) 片目、または両目のかすみ目、または失明 話しにくい、話すことも定かでない、他人が言っていることを理解できない、または単純な文を繰り返すことができない 突然のめまいや重い頭痛病気の兆候はさまざま
Kristen Dold/5 Health Symptoms Men Should Never Ignore/STELLA MEDIX Ltd.(翻訳)
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