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「顔のある部分」を引き上げるだけ。疲れない立ち方のコツ

2019/09/03 12:00 投稿

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運動しているのに、体の疲れが取れない。休息を取っているのに、いまいち調子が上がらない。それはもしかしたら人間本来の体の使い方をしていないからかも?

これまでのべ18万人以上の患者の体を治療してきた、「仲野整體(整体) 東京青山」院長の仲野孝明さんに、正しい体の使い方を学びます。

立ち方ひとつでも疲れ方が変わるんです。背中を丸めて立っていると、途端に疲れに襲われることに。疲れない立ち方は「耳の後ろ」を引き上げるように立つのがコツ。

耳の後ろってどこ?

耳から1cmほど後ろにある、触ると硬い骨(乳様突起)。この骨をまっすぐ上に引き上げるように意識して、身長を測るようなイメージで立つと疲れないのです。

なぜかというと、耳の後ろを引き上げると、自然にあごが引かれ、胸が開き、肩甲骨が寄るから。

この3点が同時にできることで重心が自然と真ん中に移動し、背骨が正しいS字カーブとなり、体への負担がぐっと減るからです。

立つとき以外にも、歩くとき、座っているときも「耳の後ろ」を引き上げる習慣で、調子がいい状態をキープできます。

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仲野孝明(なかのたかあき)さん
姿勢治療家®、仲野整體東京青山院長。1973年三重県生まれ。大正15年創業、のべ180万人以上の患者数と、合わせて3度の褒章受賞・綬章受勲を誇る仲野整體の4代目。自身もこれまで0歳から108歳まで、のべ18万人以上の患者を治療する。“人間本来の正しい体の使い方”から治療することで、全く運動をしてこなかった女性が3ヶ月後にフルマラソンを完走するなど、人生が変わる患者が続出。モットーは「姿勢が変わると、人生が変わる」。セミナーやメディアなどでも注目を集めている。著書に『一生「疲れない」姿勢のつくり方』(実業之日本社)などがある。

イラスト/しまはらゆうき

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