「ぐっすり眠れる食べ物はありますか?」と聞かれることがあります。
鎮静作用のある成分が含まれている食材がないわけではありません。たとえば、レタスやバナナ。だからといって、ひとつの食材を摂り過ぎるのは、バランスが悪すぎます。そこで、睡眠の質をアップするには、「食物繊維」をキーワードに考えてみましょう。
米コロンビア大学の研究では、夕食に食物繊維を多く摂取したときは、寝つきがスムーズになり、深睡眠が増加したという結果が発表されています。
逆に、脂肪や糖分の摂取量が多いと、入眠までに平均29分もの時間がかかり、深い睡眠も減り、中途覚醒が増加する「乱れた睡眠」になりました。
脂肪や糖分の多い食事は睡眠の質を低下させ、ストレスが蓄積します。食物繊維パワーを借りて、深くぐっすり眠りましょう。
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眠トレ! ―ぐっすり眠ってすっきり目覚める66の新習慣 (単行本)
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「眠トレ!ぐっすり眠ってすっきり目覚める66の新習慣」(三笠書房)
1万人の眠りを変えた快眠セラピストが教える、睡眠改善の画期的新メソッド(=眠トレ)。心地よく眠りにつくためには、体内時計や自律神経、体温、ホルモンなど、すべての準備が整っている必要があります。そのための「生活習慣」や「運動」「考え方」など、著者が20年以上にわたって研究を重ねてきた中で、誰でも実践できて本当に効果がある66の「眠トレ」を厳選して紹介します。
三橋美穂(みはし・みほ)
快眠セラピスト・睡眠環境プランナー。寝具メーカーの研究開発部長を経て、2003年に独立。これまでに1万人以上の眠りの悩みを解決してきており、とくに枕はその人の頭を触っただけで、どんな枕が合うかわかるほど精通している。日本語版を監訳した『おやすみ、ロジャー 魔法のぐっすり絵本』(カール=ヨハン・エリーン、飛鳥新社)はシリーズ累計100万部を突破。NHK「あさイチ」など、テレビ番組の出演多数。