寝室の空気は、朝晩の換気と空気清浄機を使って、きれいな空気を保ちましょう。
寝室の空気は意外と汚れています。寝具や衣類からは綿ぼこりが出ていますし、花粉やPM2.5など、外気から入ってくる汚れもたまりがちです。また、高温多湿を好むダニは寝具に多く生息し、ダニの死骸や糞を吸い込むことで、アレルギー症状を起こしやすくなります。
空気が汚れていると、呼吸が浅くなります。呼吸が浅くなると酸素を取り込む量が減り、全身に酸素が行き渡らなくなるため、疲れがとりにくくなるのです。
デンマーク工科大学は、室内の二酸化炭素量を減らすだけで睡眠の質が高まったという実験結果を報告しています。この報告によれば、翌朝の気分もよくなり、眠気も減って集中力もアップしたとか。
人間が寝室で過ごす時間は1日の約3分の1。つまり、毎日吸っている空気のうち、約3分の1は寝室で吸っているわけです。いかに寝室の空気を清浄に保つ必要があるか、おわかりでしょう。
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三橋美穂(みはし・みほ)
快眠セラピスト・睡眠環境プランナー。寝具メーカーの研究開発部長を経て、2003年に独立。これまでに1万人以上の眠りの悩みを解決してきており、とくに枕はその人の頭を触っただけで、どんな枕が合うかわかるほど精通している。日本語版を監訳した『おやすみ、ロジャー 魔法のぐっすり絵本』(カール=ヨハン・エリーン、飛鳥新社)はシリーズ累計100万部を突破。NHK「あさイチ」など、テレビ番組の出演多数。