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熱中症のリスクが高くなる!? ぐっすり眠る5つのコツ

2019/08/14 07:30 投稿

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日中はもちろんのこと、夜になっても蒸し暑さが引かない日々が続いています。寝具メーカー「西川株式会社」と日本気象協会が行った調査によると、熱中症のリスクを高める要素として、前夜の睡眠が関係しうることがわかったとのこと。

そこで、眠りのスペシャリストである西川のスリープマスター・杉原桃菜さんに、夏の寝苦しさを防ぐ5つのポイントをうかがいました。

熱中症リスクを高める意外な要因

今回、西川と日本気象協会が調査を行ったのは、熱中症による救急搬送者の数と、夜間睡眠の関係についてです。明らかになったのは、熱中症の救急搬送者数が多かった日の前夜の睡眠は、中途覚醒時間が長く、睡眠効率が低い傾向があったということ(※1)。

つまり、寝苦しくて何度も目覚めてしまい、ぐっすり眠れなかった夜の翌日は、熱中症にかかるリスクが高くなってしまうのです。

近年では熱帯夜対策として、エアコンをひと晩つけたままの使用が推奨されています。しかし、ひと晩中のエアコン使用は、設定温度によって、冷えや翌朝だるさを感じてしまうことも……。これを防ぐためには、冷房の設定温度と掛け寝具の選び方が大切だといいます。

夏の寝苦しさを防ぐポイント5つ

眠りのメカニズムや寝具についての知識を保有する西川のスリープマスター・杉原桃菜さんによると、質の高い睡眠のためにはいくつか大事なポイントがあるそう。夏の夜の寝苦しさを防ぐ、5つのTIPSがこちらです。

1.室内の温度は28℃以下、湿度は50~60%程度が理想的

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杉原桃菜 :

夏は温度だけでなく、湿度も調整することで快適な寝室環境が保たれます。帰宅後は窓や扉を開けて室内の換気をし、暖まった空気を外に出しましょう。
その後エアコンや除湿機を活用し、温度は28℃以下、湿度は50~60%程度に調整していきます。扇風機を併用する場合は、風を壁に当てると涼しい風が部屋全体に行き渡ります。

2.冷房は一晩中つけたままで心地よい温度をキープ

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杉原桃菜さん :

寝苦しさにより中途覚醒が増え、眠りが浅くなると、睡眠効率が落ち熱中症のリスクが高まります。冷房はひと晩中つけておくのがおすすめ。ただし風が体に直接あたらないように風向きを調整しましょう。

3.こもりやすい熱気と湿気を解消

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杉原桃菜さん :

こもりやすい熱気や発汗による湿気を解消するためにも、通気性(換気効果)、吸透湿性(寝具の中の湿気を吸い、外に放出する機能)の高い寝具選びが大切です。背中部分は湿気がこもりがちですが、通気性に優れた敷きパッドなどを使うと寝苦しさが和らぎます。

4.シャワーの使い方で寝つきを改善

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杉原桃菜さん :

眠る前に体温を上げておくと放熱が進み、寝つきがよくなります。少しぬるめのお風呂にゆっくり入ることがおすすめですが、シャワーだけのときは首の後ろ・手首・足首を重点的に、1~2分あてましょう。
それぞれ血管が集中しているので、温めることで効率よく体温を上げることができます。シャワーで上げた体温は就寝までに自然と下がります。

5.暑い日こそ掛け寝具を使う

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杉原桃菜さん :

つけたままにした冷房の設定温度が低すぎると、冷えや翌朝にだるさを感じることがあります。睡眠中の体温は早朝にかけて自然に下がっていくため、暑いからといって体に何も掛けないと、体が冷えすぎてしまう可能性も。夏でも保温のために掛け寝具を使うことをおすすめします。

寝具は「冷房の設定温度」に合わせて選ぶ

杉原さんによると、快適な睡眠を得るためのもっとも大切な条件のひとつが、寝具によって体の周囲につくられる「寝床内環境」だそう。

杉原桃菜さん :

理想的な寝床内の環境は、温度33±1℃、湿度50±5%RHです。この環境を整えるため、夏は冷房の設定温度にあわせて敷きパッドや掛け寝具を組み合わせることをおすすめします。

■冷房の設定温度高め(26℃以上)|おすすめはタオルケット

西川プレミアムタオルケット(シングルサイズ)16,200円(税込)

ふんわりとなめらかな肌触りが心地よいタオルケット。30%の中空率を設けた糸を使い、その空隙に水分を移動させる作用により吸水性がよく、表面はさらっとした風合いを保ってくれる。

■冷房の設定温度低め(26℃以下)|おすすめは綿毛布など

西川プレミアム 羽毛肌掛けふとん(シングル)27,000円(税込)

エアコンの冷気から体を守るだけでなく、吸放湿性に優れムレにくい羽毛ふとん。

FIT LABO 本麻敷きパッド(シングル)21,600円(税込)

麻織物の産地「近江」で織り上げ、伝統を守り技術力の高い「泉州」で仕立てた本麻敷きパッド。吸放湿性に優れ、さらっとした肌ざわり。

FIT LABO キャメル入りストレッチ毛布 21,600円(税込)

天然素材のなかでも吸放湿性が高いといわれているキャメル素材の糸を使い、伸縮性のある凸凹とした風合いが魅力。夏でもムレにくく、保温性にも優れているので年間を通して使える。

杉原桃菜さん :

汗をかきやすい人は寝床内の湿度が高くなり、不快感が増加しやすいため、綿や麻などの天然素材がおすすめ。

夏の寝苦しさを防ぐ5つのポイントと寝具の選び方、ぜひ参考にしてみてください。

※1
<解析対象>
①対象データ人数:192
②性別:男性74/女性118
③年齢:20代以下 31、30-39歳 72、40-49歳 53、50-59歳 27、60代以上 9

<出典元・解析対象データ>
・熱中症救急搬送者数:熱中症による救急搬送人員「平成28年5~9月」「平成29年5~9月」(消防庁)
・気象データ:気象観測値(東京)平成28年5~9月、平成29年5~9月(気象庁)
・睡眠要素:2018-2019に西川”ねむりの相談所”のサービスを利用したお客様のデータ

熱中症予防

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西川

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