汗ジミだけじゃなく、胸の下がかゆい!?
「女性はみんな胸の下に汗をかいた経験があるはず。胸が大きかったり、胸が垂れていたりすると、汗をかきやすいと言われています。皮膚がかぶさってしまうと汗がでます」と、ニューヨーク大学ランゴーンのウィス整形外科准教授のアレックス・ハーゼン医師。
それだけでなく、胸の下が熱く湿って、細菌、真菌、酵母菌の感染が起こりやすくなり、不快なかぶれになって現れます。そんな胸の汗を抑える、とっておきの方法とは?
胸の汗をかきにくくするブラジャーの種類など5つの工夫は、こちら。
1. 拭き取りシートを携帯する
image via shutterstock医師が注射の前に肌を拭くようなアルコールのシートは、制汗剤やパウダーと同じように汗を止めるわけではありません。でも、過度な発汗を止めるために一時的に毛穴を塞ぐので、いざという時には最適。
「会議やプレゼンの直前など、短い時間の対策にはもってこいでしょう」と、ウェストポート、コネチカット州の皮膚科専門医で公衆衛生医師、アメリカ皮膚科学会上級会員(FAAD)のロンダ・クライン医師は言います。
2. 肌をできるだけドライに保つ
image via shutterstock「できるだけ早く汗をかいたブラジャーを着替えて、タオルで拭き取りましょう」と、ハーゼン医師。不快感や見苦しいかぶれを防ぐことができます。
「もし、肌がかぶれてしまったら、数日で肌をきれいにしてくれる酵母や真菌をおさえるパウダーを使用します」と、ハーゼン医師は言います。特に暑い日には、汗を吸収して、肌をドライに保つために胸用の汗取りパッドをつけるとよいでしょう。
3. ボトックス注射を検討する
image via shutterstockニューヨークの美容皮膚科のシェリーン・アドリス医師は、このように説明します。
「上記の方法を試してもうまくいかなかったら、アメリカ食品医薬品局(FDA)が承認している過剰な汗を治療するためのボトックス注射について、皮膚科医に相談することをすすめます。ボトックス注射は、汗腺に働きかける身体の化学信号を遮断することで効果を発揮します。医師は、あなたの選択を手助けしてくれたり、体から生成される汗の全体量を減らすための処方薬について話してくれたりします」(日本では多汗症に対して、自費診療で行われています)。
4. 汗を抑える薬について医師に聞いてみる
image via shutterstock「注射以外の別の選択肢として、発汗を減らすための抗コリン薬の飲み薬があります」と、クライン医師。抗コリン薬は、汗を発生させる体の神経伝達物質を遮断することによる効果があります。
でも、体を冷やすことが難しくなり、体温が上昇してしまう危険もあるのです。あなたにとって正しい選択肢なのかどうか、医師に相談を。
5. 胸を小さくする、もしくは上げることを医師に相談する
image via shutterstock胸の下の汗が問題になっていて、首や背中が痛むような大きな胸で悩んでいたら、胸を上げる、もしくは胸を小さくすることを、形成外科医と相談するのもありです。
「胸が大きく、垂れている女性の多くは、胸の下の汗で悩んでいるため、これらの対処法も有効である可能性があります」(ハーゼン医師)
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