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敏感肌でもあきらめない。医師に聞く“なりたい肌”を叶える夏のスキンケア

2019/08/07 07:30 投稿

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冷房でガンガンに冷えた室内と、暑い外気との温度差が激しい夏。さらに、強い紫外線と冷房による乾燥で肌はヒリヒリ、かゆみもあって赤みも出てしまう。敏感肌の人にとっては厳しい季節がやってきました。でも、なりたい肌をあきらめたくないですよね。

敏感肌に向けた夏のおすすめ対処法について、八重洲形成外科・美容皮膚科院長の原かや先生に聞いてみました。

肌に感じるピリピリや赤みは、“敏感肌”かも

そもそも敏感肌とはどのような状態のことをいうのでしょうか。原先生によれば“敏感肌”にしっかりとした定義はないそうですが、一般的にはさまざまな刺激に敏感になっている状態。化粧品を塗るとピリピリする、赤くなるなどの症状がその例です。

バリア機能が低下することによって、肌は刺激に敏感になります。こすったり掻きむしったりすることで物理的にバリアが壊れることもありますし、乾燥によって壊れることもあります」(原先生)

“バリア機能”とは、肌が持っている水分バランスを保つ機能のこと。肌表面にある“角層”は約0.02mmというラップほどの薄さでありながら、外的刺激から肌を守り、肌内部の水分を保持する機能を持っています。しかし、乾燥や摩擦といった外部からの刺激などによって肌のバリア機能は低下し、さまざまな肌トラブルの原因となってしまいます。

角層がこんなに薄いものだとは驚きますね。ちょっとしたきっかけで誰もが敏感肌になりうると言っても過言ではなさそうです。

敏感肌は、肌ダメージを受けやすい

バリア機能が低下すると、受けやすくなるのが紫外線のダメージ。紫外線は日焼けによる肌の炎症はもちろん、シミやシワ、たるみなどを引き起こす美肌の大敵です。美しい肌を望むなら、紫外線対策は不可欠。デリケートな敏感肌ならなおさらです。

敏感肌は、つねに微細な炎症が起きている状態。ですからコンディションが良好な肌よりも、色素沈着やくすみ、シミのリスクが高くなります。また炎症によってコラーゲン分解酵素も減ってしまうため、コラーゲンが減ってシワもできやすくなります」(原先生)

肌に赤みが出るだけでも気になるのに、ヒリヒリやかゆみといった不快感もあって、さらに肌トラブルのリスクまで高くなる、まさに“泣きっ面にハチ”の敏感肌。紫外線対策はしっかりと講じたいものです。

「敏感肌の方は日焼け止めの選び方も重要になります。低刺激のものや肌に負担をかけずに落とせるもの、保湿効果の高いものなど、肌の状態と目的に応じて使い分けるとよいでしょう。さらに帽子や日傘、サングラスなども欠かさずに、紫外線対策を徹底してください」(原先生)

敏感肌こそ徹底したい、UV対策と保湿

暑い夏、紫外線対策とともに気をつけたいのが、“汗”問題。「汗をかくことで肌がうるおうと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、それは大きな間違い」と原先生は指摘します。

冷房のせいで、夏の肌が意外と乾いているのはご存じの通り。さらに肌を乾燥させるの“汗”です。汗をかいたまま放置すると肌の水分が蒸発するときに乾燥を進ませてしまいます。汗をかいたら、こまめに拭くこと。清潔なハンカチを、こすらず上から押しあてるようにしましょう」(原先生)

夏の敏感肌対策は、まずはしっかりと紫外線対策をすること。紫外線を防ぐことはもちろん、肌に負担をかけない日焼け止めを選ぶことも大切だと教わりました。

そして、汗は放置せずにこまめに拭き取ること。汗などの刺激で炎症を起こした肌がかゆくなってしまっても、かかないこと。こすらないこと。

「そして何より大切なケアが『保湿』です。さまざまなトラブルの原因となる“バリア機能の低下”はおもに乾燥によるものですから、保湿は必須。使いたいのは、自分の肌の水分保持力を底上げするような“セラミド”をメインにした保湿剤です。すでにバリア機能が低下している肌は、バリア機能に着目したアイテムを選ぶとよいでしょう」(原先生)

スキンケアアイテムを正しく選ぶことは、敏感肌を癒し、良好なコンディションへと導いてくれる近道であることは間違いありません。

敏感肌に特化しながら、エイジングや美白にもアプローチ

乾燥などのストレスによってバリア機能が低下すると、肌は本来の力が発揮できなくなるだけでなく、さまざまな肌トラブルを引き起こしてしまいます。

そんな敏感肌に着目して開発されたのが「DECENCIA(ディセンシア)」。ポーラ・オルビスグループによる敏感肌に特化したブランドで、ポーラR&M研究所の80年にわたる肌研究により、敏感肌を救う独自技術が発明されたことで生まれました。

この独自技術とは、ヴァイタサイクルヴェール®という、バリア機能と贅沢な保湿成分を肌に与えるバリア膜のこと。肌内部の水分蒸散を防ぎつつ、ほこりや乾燥などの外部刺激から徹底的に肌を守ります。また、保湿成分を“ヒト型セラミド”で囲み、カプセル化。通常のセラミドの20分の1という小さなサイズなので、隙間だらけになった角層のすみずみまで浸透し、保湿効果をサポートします。

さらにうれしいのが、悩みにあわせた2種類が用意されていること。心躍るような赤いパッケージの「AYANAS(アヤナス)」は、敏感肌のためのエイジングライン。敏感肌をケアしながら、シワ、たるみ、ほうれい線、黄ぐすみにアプローチします。

敏感肌のためのエイジングライン「アヤナス」

また、透明感あるブルーが印象的な「saeru(サエル)」は、敏感肌のための薬用美白ケア(※メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐ)。敏感肌の原因となる弱った角層をサポートし、シミや乾燥によるくすみにはたらきかけます。

敏感肌のための薬用美白ケア「サエル」

どちらも肌の炎症を落ち着かせることを最優先にしているので、悩み別のケアを我慢していた人にとって、敏感肌でもエイジングケアや美白ケアができるのは朗報ですね。

敏感肌をやさしく癒しながら、それぞれの悩みもしっかりケアする「ディセンシア」で、なりたい肌を目指してみては?

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原かや先生
日本形成外科学会認定形成外科専門医、日本レーザー医学会認定レーザー専門医・指導医。東京女子医科大学医学部を卒業後、同大学形成外科学室に入局。都立多摩総合医療センター勤務やスタンフォード大学形成外科での研修を経て、東京女子医科大学東医療センターに戻り形成外科教室助教授を務める。2015年に「八重洲形成外科・美容皮膚科」を開業。身近な「美のかかりつけ医」を目指し、さまざまな悩みを抱える人のライフスタイルやライフステージに合わせた治療を提供している。

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